箱崎

dubrock2007-12-09


どの首都高速の案内図を見ても、高速6号線を堀切から都心方面へ向う方向から、高速7号線京葉方面への接続については書かれていない。
なので、C2から京葉道路へと向かうのは基本的にムリ、どうしてもと言うのなら湾岸線からレインボーブリッジでC1に入りなおすか、池袋から竹橋を経由して7号線に入るしかないと思っていた。
で、先日個タクの運ちゃんに「池袋から京葉を目指したら、竹橋で渋滞にハマってしまって」というハナシをしたら、真顔で「何で?」と聞き返されてしまった。
走行距離で運賃を取るタクシーの運転手だけに、「そのルートは距離的に遠いだろう」というコトなのである。

「C2から京葉を目指すと、いろいろややこしいでしょう」
そう言うワタシに、個タクの達人はコッソリ教えてくれた。
箱崎で乗り換えられるよ」と。
箱崎は3層構造になっていて、3階は首都高速、1階は一般道、そして、トイレと高速出口と思われている2階部分は実はジャンクションになっていて、C1でも6・7号方向でも、どちらへでも行かれるようになっているのだと。
さらに「出口で降りるように行くんだ」と付け加えてくれた。

早速試してみたのだが、あっさり地上の一般道に降りてしまった。
これでは失敗である。
悔しいので、駒形まで戻って再度チャレンジしてみた。
悔しいついでに、箱崎でトイレに寄ってみた。
今まで気付かなかったのだが、トイレの入口にはちゃんと「箱崎ロータリー案内図」というものが貼ってあって、確かにC1、湾岸、6号・7号、さらに箱崎出口、浜町出口、清洲橋出口いずれの方向にも向かえるコトが書かれていた。
最後のアドバイス「出口で降りるように行く」の意味が、ようやく分かった瞬間である。
案内図の通りに進むと、確かにソコはロータリーになっていて、その気になれば何周だって出来る。
そんな構造になっていた。

なるほど箱崎とは、東京シティエアターミナル以外にも、重要なターミナルだったのである。
ディープな、首都高乗りこなし術だった。