1ヶ月

dubrock2008-06-05


UFOキャッチャーでピラニア(らしきもの)をサルベージして、1ヶ月が経とうとしている。
いまだにピラニアかどうかは確信を持てていないのだが、

1.死なずにココまで来たというコトは、それなりに環境変化への耐性が高いというコトであり、これはピラニアに共通した特長にマッチする。
2.詳細は後述するが、豚肉がお好きのようで、しかしそれよりもマグロの赤身の方がお口に合うらしい。
という2点から、どうやらピラニアで間違いないらしい。
現在の大きさは5センチまでいかない4センチちょっと。
1ヶ月前に比べれば明らかに巨大化しているのだが、相変わらず「稚魚」であるコトに違いはない。
サイトによっては、「2ヶ月で10センチほどまで成長する」と書かれているが、ソコまでの急速な成長は見込めないようだ。
それでも、「半年で15センチほど」には、なるのではないだろうか。
特に今のサイズになってから、食事量が俄然増えて来たので、今後の成長に期待したい。

エサについては当初、「豚挽肉のカケラ」をやっていたのだが、コレの単食ではさすがに栄養が偏るだろうと思い、ホームセンターで「乾燥赤虫」なるものを買って来た。

乾燥赤虫

「天然高タンパク」という謳い文句に乗せられた結果だ。
たしか300円くらいだったと思う。
「赤虫」とは、たぶんミジンコの類いなんだろう。
ミミズのちっちゃい版である。
ソイツが乾燥されて、袋詰めにしてある。
後から気付いたのだが、実は袋には取り分け用のスプーンも入っていた。

乾燥されたものが投入されると、水分を吸収して柔らかくなるらしいが、飢えたピラニアはそんなの待たずに食う。
そして、腹いっぱい食うと腹の中の乾燥赤虫の浮力によって、水中に沈めなくなる
最初はそういうもんだと思って、その必死に潜ろうとする姿を眺めていたのだが、食事の度に1時間近くもそうやってもがいているのはなんだか可哀相な気がして、予め水分を含ませたものをやったりもした。
こうするとやはり食べやすいようで、食事量は激増。
魚体もみるみる大きくなっていったのであるが、水分を含ませた赤虫は水に沈むので、水槽の底がなんだかヤバくなってきた。

なので乾燥に戻したのだが、自分がある程度の大きさになると細かい赤虫は食べなくなるらしく、水面には多量の「食べ残し」が浮遊する結果となった。
仕方なく、お掃除用の「網」(100円)を買って来た。

網

しかも、一回り大きくなったので赤虫では物足りないらしく、さらに「腹持ち」も悪いようなので、「豚挽き肉のカケラ」と併用するようになった。
その「豚挽き肉」を食べる量に驚く。
腹が膨らむくらい」というのは、結構な量なのであって、乾燥赤虫でソコまで食べなかったのは、多分「水面に浮いたエサが苦手」とか「浮上性のエサが苦手」とかいった理由からではないだろうか。

この、「豚挽き肉を腹が膨らむくらい」やるようになってから、ナッテリーさんは極端に大人しくなった。
というか、これまでの赤虫だけでは満足できていなかったのだろう。
と、同時に、巨大化のスピードが一気に速まった。
つまり、物陰でジっとするくらいまで食わせる必要があったというコトなのだろう。
(どおりで、あんまり大きくならなかったワケだ。(汗))

とはいえ、「豚挽き肉」ばかりでは栄養が偏る。(こればっか)
東京タワー水族館のピラニアさんの主食は「鯉のエサ」らしいので、早速「鯉のエサ」を物色するのだが、「鯉のエサ」は「つなぎ」に小麦粉などの植物由来成分が入っている。

肉食のピラニアにはよくないんじゃね?

と思い、とりあえずの購入を思い留まる。
(ホラ、狂牛病の原因が「本来草食の牛に、牛骨紛などの動物性タンパクを与えた為」とか言われているじゃないですか。)
そして、ドンキに出掛けたついでに、某有名ピラニアサイトで推奨されていた「ひかりクエストのカーニバル」を確認したのだが、コレが1袋1000円と高価。
しかも粒が大きめだった上、「つなぎ」にやっぱり小麦粉が使用されていたので、なら「鯉のエサ」と同じやん、というコトになった。
ココで、その某有名ピラニアサイトで書かれていた、『「ネコのエサ」とかも、成分的には同じ』という記述がアタマをよぎる。
そして、止せばいいのに「携帯用キャラット100円」を買って帰ったのである。

キャラット携帯用

早速開封した「ネコのエサ」の、その強烈なニオイに驚く。
というか、嫁に「臭い」と怒られる。
怒られながらも、あまりに大きかった1粒を4等分して、とりあえず1カケラ放り込んでみる。
早速興味を示すナッテリーさん。
しかし、お口には合わなかったらしい。○| ̄|_
しばらく後、ただ水面を漂うだけとなってしまった。
(成長したらまたチャレンジだ。w)

そんなワケで、気を取り直して本日「鯉のエサ(スイミー・ベビー用)」を買って来た。

スイミー・ベビー用
200円だった。
早速試しに1粒投入。
数時間前の「豚挽き肉」がまだ残っているのか、あんまり食いつきはよくない。
と思ったら、見慣れないエサにバリバリ警戒していた。
高速で接近し、ついばんで逃げる。
やたらと浮力の強いエサにヒット・アンド・アウェイを何度も繰り返した後、ついに水底まで引きずり込んで完食してしまった。
そして、満足したのか水底で動かなくなった。

赤虫よりは明らかに満腹感のあるエサに、今後の成長を期待している今日この頃なのである。
手に負えなくなったら、「塩焼き」だ。w