髪、切った?

dubrock2008-12-27

久しぶりに髪を切った。
近所ではカット1800円の店が主流であり、「2000円くらいなら、」とここ最近は月イチペースで散髪していたのだが、このテのお店3回目くらいから仕上がりの悪さが気になるようになる。
それが見慣れてくるからなのか、はたまた「ご新規」が定着したと向こうが手を抜くようになるのかは定かではないが、ともかく3回目には「何か変じゃね?」というのが気になって、その店には足が向かなくなるのだ。

とはいえ、床屋は星の数ほどある。
「なら、3ヶ月に1回、店変えればいいんじゃね?」
と今年一年、アチコチの髪切処を転々としたのであるが、最後の1軒、駅前の「1000円カット」で思い切り虎刈りにされて、以来この「月イチ床屋」から足が遠のいていたのだ。

この「1000円カットで虎刈り事件」については、店のオヤジに文句を言っても良かった。
でもその店のオヤジときたら、「最近ではこの近所も1000円カットの店が流行ってしまって、ウチも1000円にしないと客が入らないじゃんかよ」というのが滲み出ていたので、もう言うものメンドクサイ感じだったのだ。
「1000円なんだから、こんなもんでいいべ?」的な。
なら、しなきゃいいのに。
っていうか、この仕上がり、「所詮1000円の腕前」だ。

腕前で言うなら、4000円ぐらい取る「ベテランの店」もいくらでもある。
でも、「ベテラン」はセンスがイマイチ、だったりもする。
仕上げにアイロンパーマとか当てられてしまっては、「昭和のヤンキー」になっちまうのである。
「昭和のヤンキー」に、毎月4000円は出せない。
そんなワケで、今年の「1800円カットの店巡り」が始まったのであるが・・・。

そんなワケで、今年最後の「カット1800円の店」は、近所にオープンした新店。
まあ1回目であるので、「おまかせ」でとりあえず済ませられれば上出来としたいトコロである。
ところがイスに座るなり、ヒゲを生やしたダンディーな店員さんが、
今日はお休みですか〜?
から始まって、
「大掃除終わりました〜?」
「お正月がどうお過ごしですか〜?」
と、
あれ!?友達だったっけ?
と聞きたくなるほどの馴れ馴れしさなのである。
御歳45歳、独身という彼は、過去の職歴から最近のお気に入り至るまで、その仔細を語り続ける。

オレ、ケツ狙われてる?

ってか、手が止まってるよ!
そんなワケで、なんとなくオカマっぽいオタクトークにフラフラになりながら、店を出たオレ。
仕上がりは悪くない様だが、また行くかどうかは周囲の反応次第。
でもこんど行ったら飲みにとか誘われちゃいそうな、そんなイヤな予感。
ともかく、久しぶりにサッパリして、新年は迎えられそうである。

今晩は「類は友を呼ぶ」という諺と、「随所でオタクに囲まれる件」について、考察してみようと思う。