買い物をしながら地球環境を守る「エコ・アクション・ポイント」

dubrock2009-03-01

1997年の京都議定書発効以降、企業の環境対応なんてのが社会的に求められるようになり、皆こぞって「ISO14000」なんてのも取得したし、環境対応商品を率先して買おうという「グリーン購入」なんてのも購買担当者のトレンドになった。
1パック500枚のコピー用紙、これを普通紙より150円ほど高い「再生紙」にすることで、環境に貢献していると胸を張れた時代があったのだ。
(このハナシは後の「業界ぐるみの再生紙偽装事件」でシラケてしまったが。)

この動きは一般消費者にも広まり、例えば過剰包装が売場でむしろ嫌われたり、スーパーが自ら販売したプラスチックトレーを回収することだって、今や「当たり前」だが当時としては画期的なコトだったのだ。
だが、どんなにレジ袋を断ろうと、どんなに簡易包装の商品を選択しようと、

で?

というのが最後に付きまとう。
エコロジーとは、10年後の地球環境を思いやるコトとは、所詮は個人個人の自己満足の範疇を出なかったのである。

社会貢献とはつまり「そういうもの」であって、見返りとか、称賛を求めるものではない。
のであるが、何のリアクションも得られない活動を継続するというのも苦痛である。
これは、「アハ体験」の茂木先生の理論の真逆を行く行為であり、つまりは脳の本質的な部分からして嫌がる行為なワケだ。
誰だって「褒められたい」のである。

「エコ・アクション・ポイント」というサービスはまさにその部分に対応したムーブメントなワケで、「環境負荷の低い交通手段を選択する」、「省エネ効果の高い商品を買う」という行動に対して「ポイント」を付与し、溜めた「ポイント」は様々な商品と交換しようという取り組みなのである。

で?

JCBと環境省がアタマになって2008年10月に始まったこのムーブメント、具体的には「エコ・アクション」、つまり参加企業から省エネ商品を購入、またサービスの利用などすると貰えるポイントレシートなるものを、サイトのマイページで入力するとポイントが溜まる、という仕組みなのだが、いかんせん今は「参加企業を募っている」段階。
急成長を期待しつつ今後の充実を見守りたいトコロなのだ。
(たぶんJCBはポイント蓄積のシステム提供だろうな。)

そんなワケで、「面白い!」と思ったソコのアナタは、自ら会員登録するのはもちろんのこと、お勤め先の広報担当者を口説いて我こそは「参加企業」となってみてはいかがだろうか。
今なら目立てるコト請け合いだ。w
おトクで楽しくSTOP温暖化!「エコ・アクション・ポイント」