二人の一郎と、…

dubrock2009-03-26

久し振りに実家で夕食の一昨日、念願の地デジ対応テレビで相撲など観ていたオヤジから、歓びの声が上がった。
とはいえ根っからのへそ曲がりのオヤジのコト、好取り組みに上がった歓声ではあるまい。

で、誰が負けたんだい?

そう聞くと満面の笑みで、予想通りの答えが返って来た。

朝青龍」。

このヒトぐらい、数多くのアンチを擁する横綱も居まい。
素行が悪いだ何だ言ったトコロで、モンゴル人の彼に「相撲道」など、ハナから求める方が間違いだと思うのだが。

その流れで、「NHK6時のニュース」へ。
民放がWBC一色で、一億総祝福の空気の中、トップが「小沢代表の秘書が起訴のニュースにおったまげた。

好きなヒトはとっくに情報を取得している。
「それよりも、今、政局に関わる重大事はコチラ」
その気持ちも分からなくはないが、見事な肩透かしである。
完全に不意を突かれた。

政党の代表は言わずもがな、国会議員としての地位すら、辞してもおかしくない状況。
なのに、「とりあえず続投」とはどういうことだろうか。

「選挙に影響するようであれば、辞める。」
ココがポイントである。
コイズミ後、総選挙なしで3度も首相を替えた。
それも、揃いに揃ったカス外道。
もしかしたら4度になるかも知れない。
そのことに対する批判票と、今回のこと。
比べて見ても、「やっぱり自民が悪い」。
そういう意見が、大半なのではないだろうか。
少なくともワタシはそうだ。

オザワの人間性とか、今回のコトというのは、折り込み済みなのだ。
それ以外の部分でも、寄せ集め所帯特有の根本的な政策の不一致や、意見のまとまりの無さなど、「果たして、政権を任せていいのか」と疑いたくなる部分は多い。
これで次回民主党に入れたら、またコイズミ郵政選挙の二の舞。
そんな不安も確かにある。それでも、だ。

まだオザワで行ける。

党執行部にそう思わせるだけの何かが、いや、「負けたら責任取って貰えばイイ」くらいの空気が、ソコにはある。
思えば、このヒトくらい、アンチの多い政治家というのも、珍しいと思う。
その東と西の筆頭が、菅さんに鳩山さんではないだろうか。

そんなワケで、「小宮山洋子」なんて、
「ああ、そんなヒトも居たなぁ」
というレベルの皆さんまでもが存在感を示し出した昨今、民主党はドコへ行こうとしているのだろうか。
「船頭多くして船山に登る」
である。

ちなみに、「次」はちゃんと「WBC」のニュースであった。
安心した。w