フォーサイト(MF-04)のクーラント交換

温かくなりそろそろバイクシーズン!
というワケで、フォーサイト(MF04)のクーラントを交換してみようと思う。
基本的には同じエンジンの「フォルツァ」にも、応用できるのではないだろうか。

写真1

まずはトランクを開けたトコロにある、メンテナンスホールを開ける。
プラスドライバー1本で、ネジも1本だ。

写真2

そして見えるこの10ミリのボルトを外すと・・・

写真3

ラジエータアッパーホースと、ラジエータキャップが現れる。
そしたら車の下を覗き込む。
進行方向左側、ちょうど着座点の真下あたりである。

写真4

何故上から始めたかというと、シロートさんは抜くことばかり急いで、注入口の確認を怠りがちである。
そして抜いちまった後で、「入れられない、どうしよう!?」と騒ぐのである。
なのでこういうものをいじる時は必ず、「入れられるコトを確認してから抜く」という習慣を付けて欲しいものである。

ちなみに今回も、ネジを外したトコロでアッパーホースの可動部分はわずかであり、

写真8

こんなカンジで水ジョッキのノズルを差し込んでの補充となった。
ちなみに、車両真ん中のカバーも外してみた

写真7

が、作業性には何の助けにもならなかった。w

そんなワケで車両本体左下、8ミリのドレンボルトを外すと、クーラント液が排出される。

写真5

ナニ?
出てこない?

慌てず騒がずラジエータキャップを外すのである。

写真6

どうです?
勢い良く出たでしょう?w

ちなみにこの作業をするにあたって、ヤホーの「知恵袋」なんてちょいと覗いてみたのだが、
ラジエータコア内部をきれいに洗浄する方法ないですか?」
なんてな質問が現れた。
オレからすれば、

「 汚 れ る 前 に 交 換 し ろ っ ! 」

であって、そんなラジエータから赤錆だらけの「赤水」出しといて「どうすればいいんですか?」もないもんだが、皆さん優しく「サーモスタット外して水道ホース突っ込め」なんてアドバイスしてあげてました。

いや、知りたかったのは
「使用後のクーラント液とか、みんなどうしてんのかな?」
だったんだけど、
「下水に流さず、キチンと処分しろ」
ってなハナシばかり。
クーラント防錆剤などの成分は、下水処理場では処分できないので、ハナシは分かるのだが、実際「クーラントの廃液1リットル」って、産廃業者に持ち込んでも苦笑されそう。
かといってスタンドとかに持ち込んでも、廃油タンクに入れるワケには行かず(水分の混入した廃油は処分料が倍かかる!)、とはいえそれだけ集めても「まとまった数量」になるまでには何年かかることやら。
そんなワケで、コレには明確な回答が見つけられなかった。
(ちなみに、ネッツ店では廃液処分の問題から、「クーラント交換」の作業には「強化液注入」で対応している店もあるんだとか。)
生分解性のあるクーラント液の開発と普及が、望まれる次第なのである。
(そんなクーラント液を、昔は大量に捌いたなぁ・・・。現場での作業は、もちろん「下水に垂れ流し」ですよ。w)

そんなワケで、熱的にも結構ツラい250ccスクーターのクーラント液、トラブルの前に一度メンテナンスしてみてはどうだろうか。
ちなみに、この作業の後、愛車「カルディナ」のラジエータ破損を発見!

写真9

手入れすべきはコッチだったかー!
とりあえず、「漏れ止め」買って来よっと。w