ドバイショックとかテキトーなコト言ってんじゃねえよw

dubrock2009-11-30

今日は朝から亀田興毅である。
弟・大毅の反則試合にセコンドとして参加していたコイツが、あろうことかリングに復帰して、翌日には「ヒーロー扱い」というマスコミの対応には釈然としないものがある。
このまま週末のサンデージャポン、いや、年末年始の特番までアチコチの番組で、コイツの顔を見させられるコトになるのかと思うと、とても憂鬱である。

35歳。
選手としてのピークをとっくに過ぎた内藤選手。
それでも、「亀田」とやるまでは引退させてもらえないというのは、とても可哀相なことでもあるのだが、同じ「亀田」で一躍国民的スターになった経緯から考えても、致し方ない成り行きでもある。
正直なところ、内藤が勝てるとは思っていなかった。
いや、「内藤が勝つ」、「負ける」というのはどうでもよくて、「亀田興毅が勝つところを見たくなかった」というのが、本当のところかもしれない。

それでも、「亀田」を使わなければなんともならないボクシング界とTBS。
人気低迷の根っこはそういった、「得体の知れない力が強く働いている」というトコロにあると思うのだが、これで晴れて「WBCフライ級チャンピオン」とは聞いて呆れる。
9時過ぎにテレビ中継をつけて、12Rまでもつれこんでいる時点で、予想された「内藤判定負け」であった。

「得体の知れない力が強く働いている」といえば、昨今の円高である。
問題はコッチの方が深刻で、それは、

もしかしたら日本がおかしくなっちゃうんじゃないか

というくらいの大問題である。

そんな、

年末年始に海外渡航される方には朗報です

なんて暢気なコトを言っている場合ではないのである。

コトの発端は「円高」というよりは「ドル安」である。
「ドル」というものが世界的に信用を失い、
「もしかしたらアメリカは、国外のドル紙幣の保証をしなくなるんじゃないか!?」
なんてハナシがリアルに噂されるほどである。
そしてその動きを増幅させているのが、「FX」に代表される為替レートの上げ下げで差益を出そうとしている連中の存在。
「噂」によって相場が動くのであれば、その真偽なんかどうでもいい基地外達なのだから、彼らにしてみれば「アメリカが金本位体制に回帰する」なんてハナシも、大歓迎なのである。

そして、そんなヤツらがついに繰り出してきたのが、

ドバイショック」理論。(笑)

何?
ドバイの政府系リゾート開発が債務の返済猶予を持ちかけてきた?
それで被害を被る日系ゼネコンが多い?

ナニをふざけたコトを。

ってか、1バーレル200ドル近くまで暴騰した原油が大暴落したのって、いつのハナシだと思ってるんだか。

そんな絵空事を「材料」に、更に「円は75円まで行く」なんてバカがテレビに出演して、円高は更に加速されていくのであった。

急激な為替の乱高下は経済に与える影響が大きい。
マネーゲーム」なんて言葉で済ませられる次元ではないのである。
為替が経済に影響を与えるのか、経済が為替に影響を与えるのか、「鶏か卵か」というハナシに近いものがある。
でも、ココまで影響が大きいのであれば、いっそレートを固定してみては現物以外の投機的な取引は禁止にしてはどうだろうか。

そんなコトをふと思った、週明け月曜の朝なのである。