仕上げ

dubrock2010-04-25

今日は天気もいいので、部屋に篭ってプラモデルを完成させようと思う。
残っている作業は、ドアミラーの取り付けと、「シール貼り」。
「シール」と言っても、水で濡らして貼り付ける、いわゆる「デカール」というヤツである。

ガキの頃、コレが真っ直ぐに貼れずに苦労した記憶がある。
マトモに貼れたことのほうが少なかったのではないだろうか。

先立って、まずはドアミラーの取り付け。

ここでこのプラモの販売元、フジミ模型さんに言いたいコトがある。

タイヤとドアミラー

このドアミラー、接着剤でチョン付けするだけである。
なので、指が触れると取れる
仕上げるまでに5、6回は落ちた。

んなもん、出来上がってから付ければいいじゃねぇか。

なのだが、なんからの凸と凹を合わせて、ソコを接着するのがプラモデルというもの。
現にナンバープレートだってリアスポイラーだって、そのようになっていたではないか。
接着剤でくっつければイイというものではないのである。

このような脆い構造は他にもあって、フロントバンパー下のアンダースポイラーなんかも、場所が決まらずに「ただくっついているだけ」である。
それだけなら仕方ないことと思ったかも知れないが、リアのアンダースポイラーはちゃんとバンパーに引っ掛けて固定するように出来ている。
本来それが、「プラモデル」というものではないだろうか。

ホンモノのマルチリンクサスペンションを忠実に再現した足回りだって、プラプラである。
タイヤを回すと、一緒に回るブレーディスクなどたいしたものだと思うが、これでは小学4年生の甥っこが見つけたら、ほんの数秒でバラバラにされてしまう。

リアビュー

それから別々に製作したシャシー部分とボディ部分を合体させるのに、一体形成されていない前後のバンパーを広げる必要がある。
バンパーには、ウインカーやらヘッドライトカバーやら、まあ細かい部品が付いているのだが、この時それらが皆落ちた
これだって、ボディ部分をせめてバンパーまで一体形成してくれれば回避できる問題だろう。

そんなワケで、その配慮のなさにかなりイラっとしながら、デカールの貼り付けである。
その前に、貼り付け前の写真を撮っておくことにしよう。

貼り付け前

この状態でも、前後左右に極小の「GT−R」エンブレムであったり、車検証や保管場所証票のステッカーだったりは貼られている。

貼られているが、そんなのは見えないし、だから、あれだけ苦労して貼ったメーターパネルのデカールなんで、見えるワケがないのである

貼り付け後

そしてコレが、貼り付け後。

デカールがこんなにキレイに貼れたのは、おそらく人生初なのではないだろうか。
ちなみにボンネットのステッカーが「裏文字」なのは、前走車のミラーで見た時に正しく表示される配慮である。
(救急車の「救急」の文字なんかもそうなっている。)

ボンネット

そんなワケで、「作ること」に意味がありそうな“今どきのプラモデル”。
その仕上がりの精巧さが写真では伝わりそうもないのが、なんとも惜しい今日この頃なのである。

ちなみに、今回プラモデルを送ってくださった「TOKYO SMART DRIVER」では、「5月5日にピンクのチェックのカブトをかぶろう」という企画を展開中で、カブトを折る紙は首都圏の宇佐美に置いてあるという。
ちょっと今から、行ってみようと思う。