上海万博と沢尻某の離婚、興味あるヤツ挙手

dubrock2010-05-03

近所の風呂屋に行ってきた。
いわゆる「スーパー銭湯」というヤツ。

ボーリング技術の進化によって、最近の掘削単価は1m1万円、1千万円あれば、1000mも掘れちゃうのである。
これぐらい掘れば、まあよほど運が悪くなければ温泉が湧いてしまうのが日本というもの。
ココの銭湯も最近1400mの地下から、なんと39.8℃の中温泉を掘り当て、見事「天然温泉」の称号を与えられた。

でも、それだけでは客を呼べないのが今どきの世の中。
ご多分に漏れずこの風呂屋も、「炭酸風呂」に「テレビ付き露天」と、設備投資に余念が無いのである。

そんな、露天風呂に浸かりながら、テレビを眺めていた。

話題は「上海万博」。
このインターネットの時代に、今さら万国博覧会でもないと思う。
チケットに群がり、ゲートにお押し寄せるチャンコロを見ていれば、尚更である。

「万博」と言えば、大阪万博
あの頃の日本は沸いていた。

で、なんだか似ているなぁと思っていたら、上海万博は大阪万博を模倣しているのだとか。
なんでもモデルは、「高度経済成長期のニッポン」。
東京オリンピック大阪万博」だから、「北京オリンピックに上海万博」だそうな。
その行く末が、今のニッポンだったとしても、それでも中国は目指しちゃったりするのだろうか。

ともあれ、「盆と正月が一遍に来たような好景気」らしいから、モノが売れずに喘ぐ日本企業が、バカの一つ覚えみたいに「中国」と言うのも、自然の成り行きでしばらく続くトレンドだろう。
と、なれば、ネタに事欠く「テレビジョン」がコレを扱わないテはない。

格安のフライトチケットに3時間そこそこのフライトとあって、各局の花形アナウンサーの皆さんが入れ替わり立ち代り現地を訪れ、やれ壁の裏側はスラム街だったとか、パジャマで犬を散歩させてましたよとか、「2ちゃんねる」で書いたら「既出」とか叩かれちゃいそうなコメントを送ってくる。

と、続いて話題は、連休中の渋滞情報に。

最近のトレンドは、「渋滞」を前提に「混んでいる高速道路を積極的に楽しもう」というコトで、「渋滞にハマったら観るDVD」を用意しておくのだとか。

なんの為の高速道路だか本末転倒な気もするが、湯に浸かってソイツを眺めているオレと、どちらが正解なんだろうかと、そんなコトを考えていたら、ちょっと長湯してしまったらしい。
どうあれ、興味のない沢尻某の離婚話を聞かされないのは、上海万博のおかげというそういうハナシである。