ニコチンパッチ

先日タバコが値上げになりました。
もう、何年も前にタバコを吸わなくなったので、だからどう、というのはないんですけど、それでもハイライトみたいなクサレたばこが300円近い高値を付けていると、『高級たばこぢゃん』と驚いてしまうし、値上げ当日の午前1時過ぎにコンビニを訪れて、何事も無かったかのようにキッチリ値上げされてたのを見ると、タバコ販売業者もマジメだなぁと、ヘンなトコロに感動してしまったりするのです。

今年28になる「ケツの穴から煙出てそうな」ヘビースモーカーの後輩は今回の値上げについて、「買い溜めもしないし、禁煙も節煙もしない。これはそういう問題ぢゃないんだ」なんて強がっていますが、嗜好品とはつまりそういうものなのでしょう。
なら一気に1箱2000円くらいにしてしまえ、とも思うのですが、それでは流石に買い控えとか禁煙節煙の類が増えそうで、せっかくの税収が水の泡となってしまいそうです。
つまりはこういうモノの値上げというのは、「ゆっくりと変化する」のが勘所なのでしょう。

先日「ケツの穴から煙出てそうな」姉(実姉)がニコチンパッチを貼っていました。
医師の処方箋により処方されるものだけあって、その効果は絶大。
貼った直後は副作用で体調不良になるし、たしかに1日「たばこを吸いたい」とは思わなくなったんだそうで。

でもソコは「ケツの穴から煙を出してる」姉のコト。
就寝前には「やはり1本くらいは」と思うらしく、オエーっと吐き気を催しながら「3日で1本」のペースで吸っているんだとか。
なんとも「嗜好品恐るべし」なハナシです。

そのニコチンパッチ、1日分200円程度でタバコ1箱とほぼ同等。
ならば完全禁煙できなくても、「節煙」による経済効果は得られるんだとか。
そして先日の「健康保険適用」。
それならさぞかし喜んでいるだろうと先日尋ねてみると、知らずに保険適用の前日に1ヶ月分買ってきたんだとか。
「経済効果」も大義名分のひとつであり、スモーカーに厳しい世相を反映したちょっとした禁煙願望だったみたいです。

精神力だけで禁煙に成功した者としては、『禁煙は道具ぢゃねえ、「気」だ』と言いたいトコロですが、当の本人に然程の禁煙願望もなかったりするので、力むのは止めにしましょう。
トコロで、「大麻の方が健康的」というのは本当なんでしょうか。