映画「太陽」

映画「太陽」そんな映画があったことすら、知らなかった。
裕仁天皇を題材にした映画。
それを日本でではなく、ロシア人が製作していたらしい。
映画祭で2度上映されるも日本での買い手は付かず。
それもいくら「人間宣言」されたとはいえ、やはり日本ではタブーの昭和天皇を題材にしていたとなれば容易に納得できる。

主演はイッセー尾形侍従長佐野史郎で予告編を見れば、「これは観に行かなくては」となるのだが、予告編に過去何度となく騙された経験から、今回はまずは情報を収集してみるコトとする。
Yahoo!での評判はかなりいいものが並んでいるが、悪い評価をつけたものを見ると少数ながらも「期待はずれ」の書き込みが。
確かに予告画像にもイッセー尾形のいつもの一人芝居風の演技や、どのシーンも同じセットという日本映画にあるがちな「四畳半でモソモソして」という暗さが感じられた。

で、単館上映というコトなので劇場を検索すると、面白い結果が出た。

吉祥寺バウスシアター
東京 〈レイトショー〉18:45/21:00 公開中
銀座シネパトス
東京 9:50/11:00/12:00/13:15/14:15/15:30/16:30/17:45/18:45/20:00〜終22:00 ※9:50の回予告なし 公開中
シネマスコーレ
愛知 〜8/18 12:20/14:20/16:20/18:20 8/19〜 10:20/20:20〜終22:10 公開中
チネチッタ
神奈川 〜8/25 11:00/16:40/19:05/21:30〜終23:30 ※〈8/19オールナイト〉0:00/2:25〜終4:25 公開中
成田HUMAXシネマズ8
千葉 ※上映時間は直接劇場へお問い合わせ下さい。 8/26〜
ムービル
神奈川 9:20/11:35/13:50〜終16:05 8/26〜
横須賀HUMAXシネマズ8
神奈川 ※上映時間は直接劇場へお問い合わせ下さい。 8/26〜

単館のハズなのに検索結果が7件あるのは、意外に好調な興行により8月26日から上映が増えるかららしい。
近々公開終了するものやレイトショーを除けば、やっぱり「銀座シネパトス」単館のみとなるのだが、その「銀座シネパトス」の評判が酷い。

館内環境劣悪。
投稿者:ran_4_u_33さん 投稿日時:2006/08/16 17:07:14
『太陽』を観に行った。都内ではこの映画館でしか上映しないとの事で、相当の混雑が予想されたため+300円でチケットぴあ経由のリザーブシートを手配したにもかかわらず、その環境は劣悪としか表現のしようがなく、映画に集中することはおろか、楽しめる状況ではまったくもってなかった。一体、何故このご時世に未だこんな劣悪な環境の映画館が存在するのか、なぜこの映画館が限定公開劇場に指定されたのか、誰が決めたのか、知りたいとさえ思う。大憤慨である。出来ることなら返金請求をしたいものだ。
まず、周囲一体に悪臭が漂っている。その淀んだ空気は恐らく近隣の食堂的な飲食店等の影響が大きいとは推測できるものの、館内に入っても全くその臭気が改善されることはなく、かえって、トイレ・ドブ・下水道類の悪臭と混ざったような臭いが立ちこめていた。その上、冷房や空調設備の環境も劣悪で、上映中は室内が蒸し暑く汗が噴出すほど。上映終了後、一歩外に出た瞬間、外気がまるで冷房で冷やされた室内の空気のように感じられ、改めて館内環境の劣悪さを実感して腹が立ち、またこんなことが許されている運営状況に驚愕した。

最悪
投稿者:ilovecritさん 投稿日時:2006/08/15 19:13:15
前日にスケジュールを聞いたのに前の週のものを教えられ、朝一回しかない上映に間に合わず、予め買った前売り券も使えずにゴミに。別の13時の回のチケットを10時に買ったが、整理券は発行せず、12時50分の開場というので、12時30分に来てみたら、すでに開場満席。何のために電車賃を1000円以上かけて来たのか?スクリーンは大型プラズマ程度の大きさで最前列のすぐ目前、場内はフラットで人の頭が3割程度スクリーンを塞ぐ。いい加減な案内と、混雑時の場当たり的な整理で結局一本も映画は観られなかった。映画を観始めて40年中、世界中の上映館の中でも最悪の劇場だった。これでは誰も映画館に1800円も払って観に行かなくなって当然。日本の映画文化を破壊する現況を知った。日本の映画館ほど企業努力という言葉を知らない、客の上にあぐらをかいた世界は無い。

危うく嫁を連れて行って、また散々な目に遭わされるトコロだった。

内容的には非常に興味のある内容。
しかしながらロシア人が「通訳」を通じて収集した情報には限界があり、「史実はともかく人間ドラマとして」という評価も目立つとなれば、期待している内容である可能性は低そうだ。
とはいえこの映画がビデオ化されビデオがレンタル店に並んで、さらにそれまでワタシがこの映画を覚えている可能性は限りなく低く、26日以降の他劇場での上映を待つべきなのだろうか。

素直に「カーズ」を観に行った方が、無難そうだ。