にくしぃ

藤田社長大儲け「ミクシィ」で100億円
 マザーズ市場に上場し、312万円の値を付けたSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サイト)最大手のミクシィ株で、インターネット広告代理業サイバーエージェントが、100億円を超える含み益をゲットしたことが16日までに分かった。
2006年09月17日08時15分 スポーツ報知
なんですか、マザースに上場したミクシィが、時価総額2000億で市場内2位ですか?
だいたい初値の312万という異常な高値を聞くと、その昔「国営の優良企業が買える」とフィーバーしたNTT株を思い出しますね。

財テク」というコトバが持て囃され、知った風なインテリ層が子供の名前でまで応募して買ったNTT株。
発売当初に買えたヒトなら売却益も期待できたが、終盤で抽選に引っかかったヒトはまさに「天井」で掴まされたようなもの。
あっという間に調整局面を迎え「損切りするくらいなら」とホールドして、現在に至る、なんてのが一般的ではないでしょうか。
「虎の子の1株」では配当もアテになりません。

まぁそうは言ってもこの頃の「財テク」は現物取引が基本。
「永久ホールド」していればいつかは運用益がプラスになるかもしれません。
「いつかは」。
それでも信用取引で利息払い続けるよりはマシでしょう。

で、今回のミクシィ株。
NTTよりも実態としてのサービスが希薄な分、「値上がりへの期待感」以外に株価を支えるものはあるのだろうか。
鳴り物入りの上場初値からズルズル下降曲線を描いたマクドナルドよりも、その結果は明らかだろう。
株価が下がれば時価総額も下がる。
株式交換によるM&Aをするにも今年中がヤマ場ではないだろうか。
だいたい100億の含み益を得たサイバーエージェントにしたって、第三者割り当て増資で引き受けた株式をそうやすやすと譲渡できまい。
となると果たして「儲かった」のだろうか。

空売りして暴落しちまえ、なんて思うのは、小者のヒガミというコトで。
URL一字違いのソーシャルネットワーキングサイト にくしぃ:http://nixi.jp/も、要チェックで。