菊間と真紀子と将軍さまと

朝から菊間千乃アナが登場して驚いた。
菊間千乃アナといえばフジテレビが総力を挙げて推していたバレーボールの中継の為に出張した仙台で弾けてしまい、NEWSの内博貴とかいうジャリタレに酒を飲ませた上街に置き去りにして騒ぎを起こしたヒト。
問題発覚と同時に内某とやらは姿を消し、その後復帰したとかしないとかも興味も関心もないが、「旬」の短いジャリタレにスキャンダルを許さないジャニーズ事務所の姿勢はたいしたものだと思う。
その割に当初処分の軽かった菊間アナだが、どうも詳しくハナシを聞くと「どうやら彼女(達)が(無理やり)飲ませたらしい」というコトで抗議が殺到。
さらに菊間アナウンサー落下 転落事故(目覚ましテレビで)http://www.jiko.tv/famous/kikuma.html以来「女王様」になっているとのハナシまで出て、ついには姿を消したアナウンサー。

朝からやけに明るく振舞う彼女を見た瞬間にそんなコトが思い出され、なんとも後味の悪いカンジ。
他に(若い)アナウンサーも大勢いるというのに、「女子アナ」が専売特許のフジテレビが「菊間アナ」にココまでこだわる理由というのが理解できない。

理解できないと言えば予算委員会の審議で田中真紀子氏が質問に立った。
自民党主流派から外れて無所属となった彼女が民主党サイドで質問をするのも理解できないが、「真紀子節」なんて囃されて繰り出す論旨の掴めない質問ともつかない質問。
通常こういう質問をするからには背景になしかしらの理由があって、最後にそいつをぶちまけてオチとするのが「お約束」だが、「朝食をちゃんと取って」という意味不明の結び文句で本人だけ満足気に退席されては、消化不良も甚だしい。

いくら予算委員会のお約束とはいえ、特段大きなスクープなど見つけられない場合には、キチンと予算の非効率的な使い方、不透明な配分、無駄な出費を追及する場にして欲しいものだが、小沢代表になって昔の自民党職を強めつつある民主党にはタブーの領域となってしまったのだろうか。

北朝鮮が急に核実験の実施を宣言して、アメリカが「制裁」「制裁」と騒いでいるが、黙って実験すればいいものをわざわざ宣言したのは十分に理解できる。
これは人知れずひっそりと実験をして、後から制裁だけされたんでは意味がないワケだから、「やるぞ」「やるぞ」と騒ぎ立てる必要があると言えよう。
実験回避を条件にあわよくば援助を引き出して・・・なんて本気で思っているとも思えないが、自慢のミサイルがあっけなく落ちて「飛びやしない」というコトがバレてしまっては、もうこれぐらいしかブラフの材料もないというのが手に取るように分かる。
もしこれで実験に失敗して季節風の風上で放射能を撒き散らすようなことがあれば迷惑千万だが、「核爆発すら起こせない」という技術レベルが露呈してしまってはもう誰にも相手にされなくなる。

そんな釣りにまんまと乗っかって「実験実施は近い」なんてコメントを発し、最新鋭の偵察機をバンバン飛ばす米軍も米軍だが、これにしたってアジア諸国で風当たりが強くなっている米軍の存在誇示と考えれば、米軍と将軍さまは持ちつ持たれつと言うコトもできよう。
そんな将軍さまの一世一代の大勝負、どんなもんだか見てみたい気もするが、ミサイルの時と同じで失敗したとて屁の河童なんだろうなー。

お笑い米軍基地
952円 / 小波津 正光著