音楽携帯

WindowsVISTA発売による大々的なセレモニーが取り沙汰されて、ユーザーの反応が良いとか悪いとか色々言われている。
個人的にはWindows2000を愛用していて、「ソフトバンクの孫さんもWindows98の愛用者だ」などとあまり確証のないコトを言いながら、WindowsXPを導入しない言い訳にしてきた。
実際2000とXPの違いなど余程のヘビーユーザーでなければ軽微で、サポートの打ち切りとか長い目で見た場合の優位性も発売から7年と4年では大差なし。
強化されたセキュリティとのコストパフォーマンスも、「たかがOS」に差額を支払うほどのメリットがあるとは思えなかった。
こういうの「負け犬の遠吠え」とも言うが。

なんとなれば2000機をXPにアップグレードすることに、大した問題が発生しないのは、その要求スペックが大差ないことに起因するだろう。
だから性能面でも外観的な部分を除いて大きな遜色はないと考えてきた。
ところが今回のVISTAはそうはいかない。
なにせVISTAの公式の最低システム要件
プロセッサ 800 MHz 32 ビット
(x86) または 64 ビット (x64) プロセッサ
システムメモリ 512 MB
GPU SVGA (800x600)
グラフィックメモリ -
HDD 20 GB
HDD空き容量 15 GB
光ディスク装置 CD-ROM ドライブ

さらに推奨環境
プロセッサ 1GHz
システムメモリ 1GB
GPU DirectX 9対応
グラフィックメモリ 128MB
HDD 40GB
HDD空き容量 15 GB
光ディスク装置 DVD-ROM ドライブ
オーディオ オーディオ出力
インターネット インターネット接続

他はともかくとして512MB〜1GBのシステムメモリというのは、2、3年前の機種では難しいので、増設いなければ若干のモディファイが必要となるだろう。
またグラフィックメモリについても、そろそろ128MBくらいは欲しいなと思いながら指をくわえている状態。
さらに詳しくハナシを聞けば推奨環境よりもさらに一段のスペックを持つことが理想的とされ、端的に言えば「ハードウエアに依存する部分が大きすぎる」というコトなのだ。

どんなに優れたシステムであ
っても、どんなに優れたプログラムであっても、実行させるに当って要求する要件が非現実的であれば無意味、というのは、ワタシがパソコン少年時代8ビットCPUと32KB(MBではない)メモリでせっせとプログラミングに励んだ頃言われ続けてきたコトだ。
しかるにこのVISTA。
まさに「言うにコトかいて」なのだけれども、ドッグイヤーを通り越して「マウスイヤー」とまで呼ばれるパソコンの世界において、4年ぶりに発売されたOSだけに、その4年で不可能ではなくなった要求性能がコレ、というコトだろうか。

とはいえ先日購入した音楽再生機能付き携帯電話910Tに、音楽ファイルをゴリゴリ押し込んでいて感じるのが処理速度の遅さ。
そろそろシステムメモリ512MBは欲しいというのが本音だったりする今日この頃、穴探しとネットバンキングなどサイトの対応、それにアプリケーションが充実されるまでVISTAは無いでしょう。
まだまだ2000で行きまっせ。