盗用とか捏造とか

山梨日日新聞の社説が他紙の盗用であった問題で、同じ論説委員長の社説盗用が新たに15本見つかったそうだ。
新聞を複数購読している家庭は珍しく、社説までキッチリ読んでいる読者など稀。
まして「メディアの独立性」と力む割にはお手々つないて護送船団方式で、「特オチ」ばかり気にする新聞の社説などどれも似たり寄ったり。
となれば、気付いた方もよく気付いたものだと思うが、あまりに回数を重ねやり過ぎたというコトだろうか。

似たようなコトをブログに書いたりしているが、書きたいコトがある時だけ書けば良い立場と、毎日少なくとも1本は「書かなければならない」立場では雲泥の差があるだろう。
ましてある程度「お題」が決まっていて、しかもそのネタがあまり興味がない話題だった時、「きつくなった」というのは心の声かもしれない。
ただ字数制限により書きたいコトも書けない、また書いても掲載されない記事を書いている部下に、何と釈明するのだろうか。
と、考えると、もしかしたら発覚は、内部からかもしれない。

いずれにしても「書けない」のであれば、何で書けるヒトに頼まなかったのかと疑問に思う。
高給取りなんだから、秘密裏に個人的に外部委託、でもいいじゃないか。
伊代ちゃんは自伝を刊行しての会見で「まだ読んでません」って言っちゃったし、カリスマ経営コンサル船井ユキオのゴーストライターを肩書きに仕事をする経営コンサルタントもいるのだから。
国会議員だって答弁メモは自分が書いているとは限らない。
そんなご時世、かく言うワタシだって、頼まれれば執筆も吝かではないのだが。
(マスコミ批判するからハナから頼まれないか。)
それにしても、ついに解雇とは高い代償を払ったものだ。

さらにテレ東の捏造も先日発覚した。
ただコッチは、「外部からの指摘により調査の結果」とされているが、やはり「あるある」の捏造でキー局フジテレビの姿勢を口撃したコトに由来するのではないだろうか。
「テレ東の捏造ネタ求む」と製作会社各社にお触れが回ったのではないだろうか。

ニッポン放送にちょっかい出した後のライブドア村上ファンドに通じるものがあり、その後の横並び報道とともに、彼らの保身の為の組織力の強さを感じてならない。
日常生活で耳慣れない「捏造」というコトバは、もはやマスコミを指す専用語になったのではないだろうか。

そんなコイツらをプッシュするように発表された、電通の媒体別広告料内訳。
実態はどうあれ「やっぱり広告はテレビ、そして新聞」なんて言えないような世の中に、転換しなくちゃいけないのでしょう。
広告媒体のインターネットへのシフト、ですよ。