ジョグJOG(A-3KJ)のバッテリー交換

バイク用のバッテリーは高い!
というコトで、原チャリのバッテリーが寿命になっても、交換せずに走っているユーザーは多いのではないでしょうか。
エンジン始動には「キック」が付いているし、バッテリーが作動していない不具合はアイドリング中のウインカーくらいのもの。
なのですが、最近ではヤフオクでバイク用バッテリーが安く出品されています。(2、3千円〜)
最近何かと話題になっている中国製ではありますが、「1年間補償」なんて出品者もいるくらいですし、そもそも動作しなくなっても大勢に影響はなし。
なので、試しに使ってみようかと思います。

トコロで最近のバイクにはキックの付いていないものも多く、それでもなんとなれば「押しがけ」という選択肢があるワケですが、250ccクラスのスクーターはその「押しがけ」もままなりません。
毎回エンジンを掛ける度に「このバッテリーが上がったらどうしよう」と思う身としては、予備のバッテリーを用意しておきたいもの。
とはいえ買い置きしておけないのがバッテリー、ですので、今回は日常のゲタ代わりに使っているジョグ君に、250ccクラスのスクーターで多用されている「YTX12-BS」というサイズのバッテリーを搭載してみましょう。
(容量が2.5倍になることでの弊害(セルモーターへの影響etc.)なんかが気になる方にはオススメしません。ちなみにワタシは、「そんなのは気にしない」派です。w)

JOG ジョグ(A-3KJ)ジョグJOG(A-3KJ)君のバッテリーは、車両本体右側のリアタイヤ付近にあります。
まずはネジ2本(矢印部)を外し、サイドカバーを外してしまいましょう。
サイドカバーは進行方向へ5mmほどスライドさせ、下に引き抜くと外れます。
経年変化でサイドカバーが脆くなっている場合があるので、やさしく扱いましょう。
(ちなみにワタシは、ツメが1本(全部で3本ある)折れました。気にしない気にしないw)


バッテリーカバー部すると現れるのがバッテリーのサイドカバー。
これもネジ1本で外れます。
と、中にはバッテリーさんが、なんと横向き(!)に収納されています。
(いくら密閉式とはいえ、バッテリーを横向きに収納がデフォルトとは、ヤマハさん驚きです。)
通常の交換であれば、マイナス端子から外してプラス端子から取り付ければ終了、なのですが、今回は取り付けるバッテリーが大きく、この位置には収納できないので、配線をメットインまで取り回してバッテリーをメットイン内に収納することにします。
(それじゃメットインの使い勝手が悪くなる?気にしない気にしない)
バッテリーへの配線は、マイナス端子については長さが充分にあり、取り回しを変更するだけでオッケイです。
プラス端子は長さが足りないので、30cmほど延長することにしました。

メットイン内への装着例で、メットイン内にYTX12-BSを搭載した様子です。
たまたま荷物を固定するベルトがあったので、そのままバッテリーの固定に使ってみました。
(隣りに置いてあるのが純正のバッテリー。これで高さも1.5倍ほどあり、全体として容積で3倍近くあります。容量2.5倍(4Ah→10Ah)だから容積も2.5倍、は当たり前と言えば当たり前のハナシですねぇ。)
早速試乗。
久しぶりのセル一発始動は非常に気持ちよく、アイドリング中のウインカー動作もスムーズです。
想定される不安材料としては、容量アップによるセルモーターへの電流増加によるダメージと、容量アップによる充電不足からのバッテリー上がり、が考えられますが、セルを回すのは一瞬だし、少ないとはいえ発電していることも確か。
なので、この構成が成立するのかどうか、今後の様子を見守りたいと思います。
(今年一杯持てば合格点、来年持てば百点満点、でしょうか。)