アロエー 〓〓〓

dubrock2007-07-25


夏の日焼け後の処理からあせもの症状緩和など、アロエは万能薬として重宝されている。
実家に行けば家屋の周りに自生しているので、これまで調達に苦労はしていなかったが、今年は日照不足からなのかあまり多くを採れなかった。
鉢植えとして栽培もしてはいるが、こうしてしまうと観賞用として愛着が湧いてきて、本末転倒なのだがおいそれと切り取ることが出来なくなってしまう。

ともかく、無ければ無いで不便なものなので、(得意の)ネットで取り寄せてみることにした。
アロエ販売」から検索にヒットしたもののうち、比較的近くで栽培されていたのが
アロエベラ手塚
http://aloevera-tetsuka.ftw.jp/index.html
いや、「取り寄せ」なら近くでなくても構わないのだろうが、発送ロットや梱包、送料などを考えると、出向いて引き取るのが理想。
ここ「アロエベラ手塚」も生葉は5本から発送で、1本1Kg、100g80円見当となると、結構な買い物になる。

と、いうワケで、休日のドライブがてら直接訪れてみた。
営業日が気にはなったが、ホームページからの問い合わせに応答はなく(このテの「とりあえず作ってもらった」っぽいHPには、結構「よくあるハナシ」だよねw)、「ドライブ」と割り切れば良かろうということで出発した。
宇都宮からもてぎに向かう国道123号線沿いにある「アロエベラ手塚」さんには程なく到着したのだが、どうやら手塚さんはお留守のよう。
ホームページ記載の電話番号へ掛けると、転送された電話口でご主人から本日は戻れない旨を伝えられた。
「ドライブ」と割り切るとはいえ、せっかく来たのに後日手配はちょっと悔しい。
というか、「今日は終日留守」の割には母屋の戸締りが、いくら田舎とはいえ甘い。
訪ねてみると、お食事中の奥様が顔をだしたのだが、表札のとおり「インターネットで広告している手塚さん」ではないとのコト。
立派なアロエベラの並ぶビニールハウスにココだと思って訪れた先は、なんとお隣りさんだったのである。

で、まあせっかくなんで、その奥様から譲って頂いた立派なアロエベラの生葉が写真。(左にあるのは350ml缶だよw 念のため)
アロエは年数が経った葉ほど有効成分を多く含み、このバカでかい生葉はこうなるまでに5年という歳月を要するのだそうですが、でかいとは言っても、実物のその肉厚さ、栽培されている株の大きさなど、まさに想定外。
見ていると「きもちわるい」という印象さえ受けるような、そんなアロエベラの小さめの鉢植えは、家に帰ると不釣合いなほど大きかったのであります。

今回手塚さんは、折角の商機を逃してしまった訳ですが、「ホームページくらい無ければ今の時代」と言われるままにホームページを作ったはいいが、自分のホームページさえどうやって開くか分からないというハナシは珍しくありません。
よく出来たホームページなのに、問い合わせへの応対は電話一辺倒、なんて事業者さんは大抵この部類でしょう。
ただ、「アロエ 販売」というワードでググると検索2位に表示され、他は沖縄だったり、アロエベラの加工品を扱う通販ページなのに、生産者が生葉と鉢植えを安価に提供しているという、欲しい人にとっては願ったり叶ったりのページ。
こんな絶好のチャンスを生かせていないというのが、とっても勿体無いハナシではないでしょうか。
どうせ注文来ない?
需要が少ない?
いやいや、やり方次第ではないかと、このあたりのアロエベラ生産者さんのネットオーダーを仲介するモデルを考えながら、帰路についたのであります。

そういう中間マージン排除が、生産者直売だろ?
そりゃごもっともで。