正直、迷ってます

VISTAとはベトナム(Vietnam)、インドネシア(Indonesia)、南アフリカ(SouthAfrica)、トルコ(Turkey)、アルゼンチン(Argentina)5つの有力新興国の総称で、ポストBRICsの最有力候補グループとして、2006年11月にBRICs経済研究所命名したそうだ。
ちなみにBRICsとは、B(ブラジル)・R(ロシア)・I(インド)・C(チャイナ=中国)の4カ国を表し(最後のsは英語で複数形を表すs)、現在の発展途上国の中で21世紀に大きな経済成長が見込まれるのが、ブラジル・ロシア・インド・中国の4カ国だと、米国の証券会社「ゴールドマンサックス」が名付けたのが語源らしい。
BRICs諸国には
・国土が広大で、天然資源が豊富である
・人口が多く、若い労働力が豊富にある
・労働力単価が安く、低コストで製品を生産できる
・人口が多いので、市場としても有望である
などの、経済発展が見込まれる理由の共通項があるんだと。
ぢゃあ、VISTAの「I」とBRICsの「I」と、どう違うんだ?
なんて下らない疑問はともかく、鳴り物入りで発売されたが要求スペックの高さからブタコケ気味のWindowsVISTAになぞらえた命名に、なんともやらせっぽいものを感じずにはいられない。

あまりの要求スペックの高さから従来商品であるWindowsXPとの並行販売をしてきたマイクロソフトではあるが、ついに来年以降、XPを搭載した新品パソコンの販売がされなくなるそうである。
若年層を中心に「インターネット接続は携帯電話のみ」という層が広がりつつあるらしいし、「高年収世帯ほどパソコンによるインターネット接続率が高い」なんて統計も先日話題になったが、いずれにしても買う人は買って一巡したパソコン需要において、余計なお世話機能を充実させるが為にハードへの要求性能が高すぎ、必然的に価格の高騰してしまったVISTA搭載パソコンへ、代替するタイミングはなかなか来ないだろう。

WindowsでOS市場を独占しているマイクロソフトではあるが、検索などのウエブサービスとゲーム機事業では赤字が続き苦戦している。
基幹のOSでコケた今こそマイクロソフトの独占市場を切り崩す絶好のチャンスなのだが、仮にポストマイクロソフトが現われたとしても、それは恐らくアメリカのベンチャー企業だろう。
なぜならそれこそが、日本企業の最も苦手とするトコロであるというコトは間違いないからだ。

ここ数年のITバブルの元で「マウスイヤー」なんて煽られて毎年のように代替を行なった企業ユースのパソコン。
当然まだまだ使える1,2年前の最新機種が中古機として多数流通したワケで、その販売にはワタシも多少なりとも関わってきた。
しかしながらここへ来ての動画配信サイトブームでは、中古機の斡旋をいささか躊躇してしまう。
性能的には申し分ない中古機なのであるが、唯一ネックとなるのがそのビデオメモリの少なさ。
それもデスクトップ機であれば改造の余地が残されるのだが、初心者にニーズの高いノートパソコンでは不可能に近い。

ビデオメモリが少ないことでの弊害は前述の動画配信サイトの閲覧と、ネットゲームへの接続くらい。
どちらも、そんなにヘビーに使うほどヒマがあるヒトは少ないし、そういうヘビーユーザーなら最初から新品を買えばいいだけのハナシ。
とりあえず初めてパソコンを買ってみる初心者が、そんなヘビーユーザーに成り上がる可能性も、ごく少ない。

ならば…
なのだが、まだ迷っている自分がいる。
苦心惨憺して、ようやく開いたページの動画が、再生出来ないとは悲しいだろ?

ドクター中松ってヒトは、つくづくスゴいヒトなんだなー
変人だけど。