ツール・ド・軽井沢

dubrock2007-08-27


夏の避暑と言えば軽井沢、とテレビで盛んに囃し立てるので、8月の最後の週末を利用して一路軽井沢を目指してみた。
関越から上信越道を経由すれば一瞬なのだが、それではあまり芸が無いというコトで、本庄児玉ICで降りて国道17号線を北上。
高崎で国道18号に乗り換えて、軽井沢を目指すことにした。
安中の亜鉛工場を過ぎると左手に異様な姿をした妙義山が見えてくる。
そして中仙道は碓氷峠へ。
一気に標高1000m越えまで上る碓氷峠は登坂車線がキッチリ整備されていてストレスもなく、登り切ればソコは軽井沢だ。

「プリンス通り」なんていかにもソレっぽい通りを右折して軽井沢駅を目指すのだが、残念ながら8月最後の週末で同じコトを考えた人は思いのほか多く、道路は大渋滞。
こんな山の中で渋滞なんかにハマってられるか、というコトで、
ISK不動産 http://www.is-karuizawa.com/
さんで自転車を借りて、軽井沢を散策してみました。
ISKさんを選んだ理由はズバリ価格表示。
渋滞している車から料金が詳細まで確認できるので、安心して利用できます。
こういう当たり前のコト、実際にやっているレンタルサイクルショップは意外に少ないのです。
特筆すべきはプリンス通りのこの界隈は、路肩が「駐車可」となっているというコト。
たしかに駅前、それに旧軽井沢商店街までは距離がありますが、何かと小銭を稼ごうという地域住民が多い中で、道路路側帯を駐車スペースで開放してしまうとは素晴らしいコトではないでしょうか。
ちなみに2人乗りの自転車が人目を引きますが、ISK不動産の皆様は微妙な反応。
長い距離を走るにはあまり向いていないんだとか。
で、借りたのは普通のママチャリ。
2時間借りて500円というリーズナブル料金でした。

混雑渋滞を避けて「鳩山通り」なんていかにもな別荘街を通り、旧軽井沢商店街へ。
ココで気付いたんだけど、周辺一体は「軽井沢料金」とも取れる割高な価格設定がデフォルトだということ。
土産物にソフトクリーム、コーヒーに至るまでかなりの強気一辺倒で、ちっとも触手が伸びない。
商店街を登りきってここもご多分に漏れず「強気の軽井沢料金」なのであるが、軽井沢クリークガーデン向いのあづまやさんで一服。
まあこれくらいはしょうがないでしょう。
神宮寺など眺めながら商店街を戻ったのですが、ココで激安衣料の店(店名失念!)を発見。
いや、売っているものは軽井沢とはあまり関係ないですが、各店揃って「軽井沢料金」の旧軽井沢商店街において、エプロン一枚299円で売ってしまうこの店のオヤジに感激です。
勝手に試着しちまうオバチャンや、ソフトクリーム片手に店内を徘徊するバカガキに負けず、これからも頑張って欲しいと陰ながら応援しております。

商店街はこれくらいにしてサイクリング。
郊外の南ヶ丘あたり、軽井沢ゴルフ倶楽部隣りの
丸山珈琲店 http://www.maruyamacoffee.com/
で2回目の休憩。
この軽井沢と呼ばれる一帯は、全体的になだらかな傾斜があり、これが自転車が注目される一因なのでしょう。
南ヶ丘一帯もいかにも軽井沢らしい別荘地帯で、サイクリングには申し分ないハズなのですが、久しぶりに乗る自転車にケツが我慢の限界。
中学・高校と自転車少年だった時の事を思い出しながら、ケツが痛いなんて思わなかったのは若さなのかなと、遠くを眺めてしまいました。
ともかく、自転車は限界のようなので早々に返却し、帰路につくことにしたかったのですが、周辺道路から上信越道、それに関越道は大渋滞。
とてもこれに並ぶ気にはなれません。

それで再び碓氷峠を越え、越えた先のコンビニで時間を潰して8時すぎに松井田妙義から上信越道へ。
それでも嵐山あたりでガッチリ渋滞にハマり、関越を降りたのは10時過ぎでした。
ちなみに「休日渋滞ポイントにおける時間帯料金割引の社会実験」の適用区間であるこの路線、往路は割引適用外だったので本庄児玉で降りても二千円超、復路は半額で1500円ソコソコ。
ETCってやっぱりイイなーと思った、一日なのでした。