Wikipedia

dubrock2007-09-20


話題の自民党総裁候補二人について検索してみる。
一番に表示されるのは「Wikipedia」のそれぞれの候補について書かれたページ。
Wikipediaなんて嘘っぱちばっかりだ、と言われているが、それでもそれなりに参考になったりする。

まず麻生太郎氏について書かれたページ。
麻生太郎 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BA%BB%E7%94%9F%E5%A4%AA%E9%83%8E
まず目を引くのが、

将来は経営者になるべく、スタンフォード大学大学院へ留学する。しかし、祖父の吉田茂アメリカ英語の訛りを指摘され、ロンドン大学大学院に留学先を変更するように言われて、留学する。
この、「祖父の吉田茂」に、「アメリカ英語の訛りを指摘」されるというのがなんとも興味深い。
サンフランシスコ平和条約に署名し、日米安全保障条約に署名した吉田茂が、だ。
そして
「麻生家の人間に学位は必要ない」と言われ、ロンドン大学大学院で修士論文を完成させる前に、帰国させられた
コトの真偽はともかく、ココまで「学歴」というものを否定してしまう家柄というものは、どんなものだろうか。
家系図らしきものも載っているが、父親は吉田茂の娘を嫁に貰い、自身も妻は鈴木善幸元首相の三女。
さらに妹・信子は 仁親王妃と来れば、ちょっと前話題になった「華麗なる一族」を彷彿とさせる、「総理大臣になるべくして生まれた」存在ではないだろうか。
だからこそ部落出身をウリにしている「野中広務に対する部落差別発言」という話題も、至極当然の成り行きとなろう。

先日、郵政造反の平沼赳夫氏の復党問題に絡み、安倍自民党総裁ほか執行部メンバーの前で一年生議員が執行部批判をする一幕があったが、あの時「思い上がってんぢゃねえぞ」的な恫喝をしていたドスの利いた声の主は、麻生氏ではなかったかと思う。
(ほとんどのメディアでカットされちゃったんだけどね。)
それもこれも、古い自民党の中でひたすら順番を待ち続けていた身を思えば、なんとなく納得してしまう。
なにせ、「総理大臣になるべくして生まれた」ヒトであろうから、ようやく自分の順番が回ってきそうなこのタイミングで、全てを壊されてたまるか、というのはあるのではないだろうか。

そして福田康夫氏。
福田康夫 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A6%8F%E7%94%B0%E5%BA%B7%E5%A4%AB

早稲田大学卒業後、丸善石油(現:コスモ石油)に入社して17年
というのが面白い。
あとは、ほとんど書くことがねえ、というのも、このヒトらしい部分だろうか。
初当選が50歳以上のメンバーでつくられた「クローニンの会」の会長らしいが、福田赳夫のムスコであって、
妻 貴代子(宮城県,実業家嶺駒夫の娘 島根県,政治家櫻内幸雄の孫娘、政治家櫻内義雄、実業家櫻内乾雄の姪にあたる)
と来れば、果たして「クローニン」かな?

今回は自由民主党の総裁を決める選挙であるので、自民党員でないワタシには関わりのないコト。
そして、どう見ても自民党員ではなさそうな若者たちにウケている麻生氏。
これといった話題のない福田氏。
Wikipediaでその親族を辿ってみるのも、結構面白い。