直腸粘膜脱

dubrock2007-10-24


排便時に過度に息むことを繰り返し、直腸の粘膜を固定している組織が伸びたり千切れたりして、粘膜が直腸内で垂れる症状が「直腸粘膜脱」らしいのだが、その名前のおどろおどろしさ、特に最後の「ダツ」というコトバの響きが印象的で、一度聞いたら忘れられそうにないフレーズだ。
それはワタシが、ガキの頃からおなかが弱く、コトある毎に腹を下していた、というだけではないだろう。
還暦を前に早逝した伯父2人がともに大腸がんを患っていた、というのも、ない訳ではない。
がん血統は何も天皇家に限ったコトではないのだ。
しかしながら「息み過ぎるコトも問題」というハナシは初めて聞いたし、これが進行すると手術まで必要になるというのも、ある意味ショッキングなハナシだ。

そんな、ウン●ごときで手術て

メタボリックの処方薬として防風通聖散を服用するようになってから、排便量が格段に増え、また便秘と下痢を繰り返していた腹具合も落ち着いて、このことは大腸にもさぞかし良いだろうと一人満足していた。
「宿便」が問題になっているのだから、「宿」はおろかものの6時間おきぐらいに便意を催す今の状況が、悪いワケがない、と。
ところが

また、便がある程度出たら、残っているように感じても早々にトイレを引き揚げるようにします。
何度もトイレに通わないような注意も必要となります。

 一度、直腸が空になったら、どんなに便意があっても12時間から24時間は排便する必要はありません。
便意を感じても我慢して、1日1、2回の排便となるように心がけます。

とまで書かれてしまうと、もしかしたら自分もその兆候が現れているのでは、と些か心配にもなってくる。
「痔」以外にも肛門周辺の違和感の病気って、あったんだ、と。
それで、仮に「直腸粘膜ダツ」ではなくとも、ここ数日排便のインターバルを12時間以上取るように心がけている。

それがつらい。

ナニが辛いって、インターバルが10時間ほどで便意を催した場合、その「2時間」をどう考えればいいのか、というコト。
人間には生活習慣というものがあって、就寝時間を含めた12時間は然程の長さに感じないが、起床して朝食、昼食と規則正しく摂取しての1日において、活発に活動した大腸に12時間のインターバルはあまりに長い。
「1日1、2回の排便」を心掛けるのであれば、その2時間に拘らずに「行けばいい」だけのコト、なのだが、我慢できるものならなんとかインターバルを12時間に保ちたい、保とうとしている自分がいる。

保ちたい、のだが・・・。

いや、生理現象には勝てずに、早々に駆け込むコトとなるワケだが、その時一抹の敗北感というか、言い訳めいたコトを考える自分がいる。
まあ「1日1、2回」を心掛けるようになって、「肛門の不快感」とか「残便感」とかは改善されてきたので「ならイイぢゃん」なのだが、毎度ウン●我慢している30男というのも、ちょっと寂しかったりする。

直腸粘膜「ダツ」

このコトバに敏感なヒトは、意外に多いのではないだろうか。

そうそう、話題の記事は、ネットでも配信されていた。
直腸粘膜脱 排便後も便意 : 医療相談室 : 医療 : 医療と介護 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/soudan/20071021-OYT8T00065.htm
関連記事「痛みなく、排便後の切れが悪い」も、非常に興味深い。