飯島茜の・・・

dubrock2007-10-31


先週の女子ゴルフ樋口久子IDC大塚家具レディスは、全美貞が2打差スタートの古閑美保との接戦を制して優勝を飾ったが、印象に残ったのは突然やってきた台風20号の影響で大雨の中のラウンドとなった前日の土曜日だった。
雨、それも小雨なんて生易しいものではなくて、傘を外すとすぐさまズブ濡れになるような大雨。
シロウトが年に何回かのラウンドであっても、キャンセルしたくなる様な大雨の中、黙々とラウンドするトッププレーヤー達。
リタイヤすればいいのに、と思ったが、それは出場していた全選手がそう思っていたのではないだろうか。
みんながリタイヤすれば、優勝できる。
ならばみんながリタイヤするまで、自分はリタイヤする訳にはいかない。
そんなトコロだろうか。
屋外のスポーツでは致し方ないコトだろうし、自然をありのままに愉しむのがゴルフであるならば尚更だが、最終日を1日残してのズブ濡れラウンドでは、体調管理が勝負の分かれ目となる。
なので最終日に逆転劇があっても、全然驚くものもない。

ともかく、シーズン終盤の大事な場面での大雨とあって、女子トッププレーヤーの雨装備が見られた土曜日こそが、印象に残ったのである。
こういう場合ほとんどの選手が雨合羽というよりはウインドブレーカーに近いものを着用している。
優勝した全美貞選手の「KENZO」とスポンサーの大きく書かれたものなどはその典型だろう。
ピンクや黒など、どの選手も「晴れ」のファッション性はドコ吹く風の地味さの中、唯一目を引いたのが飯島茜選手のウインドブレーカー。
背中の上半分から覗くような動物のデザインが印象的で、ネットで入手できないものかと早速検索に入った。
「W」を模したようなマークが目に付いたので、勝手に「WILSON」と解釈。
WILSONのウエア、ウインドブレーカーを検索するが、そんなキャラクターものはほどんどヒットしない。
ならばあれは「トナカイ」だろうと勝手に解釈して、トナカイのウエア、ウインドブレーカーなど検索するが、これもヒットなし。
ソコで飯島茜選手の公式プロフィールを見てみる。

■契約
クラブ ミズノ
ボール ミズノ
ウェア M・U SPORTS
シューズ ミズノ
とあるので、ウェアのM・U SPORTSも「ミズノ〜」と勝手に解釈していたのだが、これが検索すれば列記としたウエアブランドらしい。
公式サイト・MIEKO UESAKO
http://www.uesako.jp/index.html
からプロフィールを参照すると、
1995 株式会社ツーアンドワンのゴルフブランド「MIEKO UESAKO SPORTS」をスタート。
大の犬好き。自身の愛犬から2匹のキャラクターを誕生させる。
とある。
あのトナカイみたいなキャラクターは「バックス」という名前のアメリカンコッカースパニエルだったのだ。
残念ながら
2006 ファッションだけにとどまらず、興味のあるもの、好きな物には自身のフィルターをとうした創作活動を精力的に展開
9月 株式会社ツーアンドワンの「MIEKO UESAKO SPORTS」を終了
というコトで、
長かったような、短かったような11年を思い返し「ミエコウエサコスポーツ」の前編に幕を下ろします。

2007年 M.U SPORTS SPRING&SUMMERがミエコウエサコの最期のコレクションになりました。
貴重な経験も沢山できたし、素晴らしい人達との出会いもありました。
ブランドの成長とともに、100を切るのがやっとだった私のゴルフもなかなかの腕前になっています。
何よりもゴルフが大好き!
それに負けず嫌いな性格がゴルフに真剣に向き合わせてくれたからでしょう・・・。

前編に悔いはなし!です。

ありがとう!!そして・・・これからもよろしくおねがいします。

というコメントが寄せられている。

気付いた時には打ち切り決定、という残念な結果ではあるが、雨の日のラウンドが楽しく、また楽しみになるような「バックス」のバックプリントのウインドブレーカー。
きっと飯島茜選手も「お気に入り」であったに違いない。
先日のテレビ放映で人気が再燃し、また「M・U SPORTS復活」なんてなったら面白いなとおもいつつ、インターネットにその画像を探し続けている。

コチラはまだまだ廃盤になんかならない、アメリカ発のアウトドアアイテム「コロンビア」。
本格的な防寒性能を持ちつつ、かつファッショナブルに。
こういうのをゴルフシーンで使えたら、カッコいいのではないだろうか。