MC(Merry Christmas)

dubrock2007-11-10


NOVAを失職した元外国人講師どもが山手線でパーティーしようとも、日本では浸透せずにイマイチ盛り上がりに欠けるハロウィンも終わり、まだ11月に入ったばかりだというのにマライヤ・キャリーが聞こえてくれば、世間はもうクリスマス一色となる。
「早っ」なんだけれども、これを商機と捉えてセールやイベントを打つ側からすれば、今ぐらいから仕掛けておかないと出遅れるコトとなる。
もう「ニューイヤーカウントダウンパーティー」だって、告知しておかしくない時期なのである。

近年では温暖化の影響からかそれほど顕著でもなくなったが、東北の杜の都・仙台で12月24日といえば「雪」の特異日
ホワイトクリスマス、なんて次元を通り越えて、遭難しそうになるほどのドカ雪に見舞われるコトもしばしばあった。
大学時代のアルバイトを含めて永らくガソリンスタンドに勤務していた身からすれば、クリスマスは即ち「祭(まつり)」
それも彼女とロマンチックな一夜を過ごすなんて甘いもんじゃなく、朝から晩までスタッドレスタイヤを装着し続ける「タイヤ交換祭り」だ。
あれほど「事前の装着を」と呼びかけたのに、雪の知らせを聞いて大挙詰め掛ける車、車、車。
そいつを朝から晩まで、昼食も取らずにひたすらこなすのだ。
閉店の午後8時を過ぎ、受け付けた分を完了するのが10時近く。
それから、スタッフルームで泥だらけの男達と缶コーヒーで一服し、帰りにコンビニで半額になったケーキを買って帰る。
それが、「クリスマス」であった。

だから本社勤務となった最初の年、アメリカ帰りの社長主催クリスマスパーティー、なんてのにご招待されて、深々と降り積もる雪の中三角帽子を被ってシャンパンで乾杯し、プレゼント交換会、なんてのに参加していて、現場で今も泥まみれになってタイヤ交換をしているかつての同僚を思い起こし、その温度差に遠くを見た思い出がある。

経営者は現場を知る必要があるが、詳細まで知る必要もない。

とは、当時の専務が口にした言葉だ。
当時会社は営業所の統廃合を急速に進めていて、大幅に削減されたスタッフにより現場からのクレームが殺到していた。
そのいちいちを聞く必要もないという意味なのだろうが、この配慮のなさが結局は会社を滅ぼした。
原型を留めないほどに規模を縮小したあの会社を見て、今改めて心からそう思う。
1年で1、2を争う書き入れ時に、経営者がすべきことはもう少し他にあった、というコトだろう。

あの時社長からもらったクリスマスプレゼントは、たしかイチローのサインボール(レプリカ)。
しばらく飾っていたが、大分前にヤフオクに出品してしまった。
ナニが欲しいのか分からない状況で、あまり必要としないモノを贈ってしまうくらいなら、リクエストされたものを贈ったほうが、お互いに望ましいのではないか。
実用的なコトばかり考えてしまうオッサンの意見としてはその辺なのだが、ナニが欲しいのだろうか、ナニが似合うのだろうかと思いを巡らせて買ったプレゼントが欲しい、というのが女性の意見らしい。
この辺も、「クリスマスプレゼント」というものに対する男女のイメージの違いだろう。
なのでプレゼントに欲しいのはノータイムで「黄色いネクタイ」なのだが、贈るならアンテプリマのワイヤーバッグとか、そういうのを考えなくちゃいけないというコトだ。

クリスマスプレゼント、女性は平均4万6000円期待
11月8日8時57分配信 読売新聞

 プランタン銀座が7日まとめたクリスマスプレゼントについてのアンケートで、女性が男性に期待するプレゼントの平均価格は4万6413円と、昨年より約6800円減った。

 過去最高だった2005年から2年連続の減少だ。

 一方、女性から男性に贈るプレゼントの平均予算は2万6529円で昨年より976円減り、女性が期待する価格から男性に贈る予定の価格を引いた「プレゼントの収支」は昨年より約5800円縮小した。

 今年のクリスマスに女性が男性に期待するプレゼントは、昨年に続き「アクセサリー」が38%でトップ。昨年はともに6位以下だった「食事」と「旅行」の順位が大きく上がっており、プランタンは「プレゼントよりも大切な人と一緒に過ごす時間を楽しみたい、という意識が強くなっている」と分析している。

過度に期待されている、そんな時代だからこそ、お金で買えないものを。
ブラック・アイド・ピーズのウイル・アイ・アムとか出演するMTVのCool Christmas 2007とかブチ当たれば、思い出的にもお財布的にも感謝感激なのだが。
それはそれとしてプレゼントよこせ?
カンベンしてくださいよ。

MTVのCool Christmas 2007、応募は↓コチラ↓から

<MTV Cool Christmas 2007>

開催概要 開催日/会場:2007年12月14日(金)/パシフィコ横浜
出演アーティスト:秦 基博、will.i.am
(※ホームページにて随時追加出演者発表)
招待者数:1,000組2,000名様
応募方法:http://www.mtvjapan.com/cc07(PC・ケータイ共通)より応募可能
応募期間:11月7日(水)〜11月30日(金)
番組放送予定:12月22日(土)24時〜25時 初回放送(再放送あり)
主催:MTVジャパン