なんでもデリバリー

dubrock2007-11-22


インド洋における給油活動に限定した「新テロ特措法」の成否は、その給油活動の意義よりも、これをどう扱うかによって、政界再編、解散総選挙も起こりうるという、政治的な関心の方に議論の軸足が移ってきた。
これは対潜哨戒、掃海能力の方に重点的に充実を計ってきた海上自衛隊にとっても、「補給」という地味な後方支援部隊の方に注目が集まるという、なんとも皮肉なものでもある。
参院否決から衆院再可決、さらに問責決議から内閣改造、などと今後の動向を読むのもいいが、「その給油活動は果たして日本の国際貢献において最善手なのか」についての議論をもう少し踏み込んでほしいものだと思う。
給油活動の再開を再三に渡って要望しているアメリカにしても、作戦活動している艦船に水と燃料をデリバリーしてくれるというのは、それくらい有り難いコトなのだろう。
なにせ持ち場を離れなくてもいいのだから。

「カクヤス」さんはもともと飲食店専門の酒屋さんだった。
ところが飲食店は浮き沈みの激しい業種、売上のほとんどを「ツケ払い」で回収する飲食店専門の酒屋さんには、回収不能金すなわち「引っ掛かり」が避けて通れないものであり、「カクヤス」さんもそんな「引っ掛かり」に頭を悩ませていた。
ソコで現金での店舗販売プラスデリバリーに、大幅に路線転換をした。
これが当たっているらしい。
そもそも「酒」も販売権を必要とする閉鎖的な業界だった。
この閉鎖性と、メーカーの地域戦略による卸価格差に目を付けたのが「酒のやまや」だったと思う。
週末にはのん兵衛が大挙して押し掛けたが、1年もするといくら安くても「めんどくさくねえ?」という声が上がり、気が付けば「やまや」はイオングループに吸収されていた。
「酒のディスカウント」は斬新な発想ではあったが、液体ものは運搬には向いていなかったようである。

先日、知り合いののん兵衛オジサンと話していたら、その「カクヤス」さんの話になった。
こののん兵衛オジサン、以前は一升とは言わないが、まあ一晩で清酒8合くらいは飲む大酒飲みだった。
そしてむかし、「酒のディスカウント」でニコニコしながら清酒の通箱2箱をトランクに積んでいる姿を、近所のヒトに見られてしまったらしい。
一晩でおおよそ一升を飲むのだから、当然買う時も「箱」単位なのだが、これでは近所の評判もあったものではない。
だいいち、一升瓶は返却しなくてはならないので処分に困る。
それで最近はもっぱら、缶ビールを箱でデリバリーしてもらっているという。
「缶はね、まとめて週に一回捨てればいいから楽なんだ」って、住んでるトコロは団地の3階じゃなかったけか。
今では「カクヤス」さんが、こんな個人宅までデリバリーしてくれるのだという。


そんな自宅までデリバリーしてくれるショップを集めたサイトが「楽天デリバリー」。
酒の宅配の「カクヤス」さんも、ちゃんと参加しています。
クリスマス、お正月と年末イベントが増える時期、今年はオンラインデリバリーで全て調達できそうだ。