株式会社河京の「会津喜多方ラーメン館」

会津若松鶴ヶ城など散策して小腹が空いたなら、やはり頂くのは会津喜多方ラーメンでしょう、というコトで、国道49号線を郡山方面に向かうと現れるのが「会津喜多方ラーメン館・会津店」。
知らなければなかなかドロップインの難しい幹線通り沿いのラーメン店にあって、手前からの視認性の良さと小奇麗な外観は、「ここでラーメンを食べて行こうか」と思わせるに充分のものがあった。
会津喜多方ラーメン館会津店
お店に入ると右手が土産物なども置かれた待合席。
左手は広々とした客席。
会津平野が一望できるようにガラス張りにされた客室が人目を引くが、このお店の仕掛けはそれだけではない。
広めの店内なのにスタッフの人数が少なめで、客席の回転とか少し遅くね?と思うのだが、まあ客席数が多いのでなんとかなってしまう。
そんな席に置かれた、手書きのチラシ「ラーメン館プチニュース」が秀逸で、スタッフの写真入り紹介から始まり、ちょっとしたコラムとオススメ商品という楽しめる内容。
このチラシが全てを物語るように、店の規模に不釣合いなほど整備されたトイレなど、細部に渡って経営側の店舗に込める「思い」がひしひしと伝わってくる。
会津喜多方ラーメンと言えば「会津っぽ」から展開して東証上場、東京進出まで果たした「幸楽苑」が有名だが、有体に言えばこの「会津喜多方ラーメン館」は今のこのコンセプトで展開すれば、幸楽苑以上のヒット間違いなし、というコト。
さすがに喜多方市会津若松市に3店舗の現状では、閉店が基本午後6時と控えめな営業時間になってはいるが、大都市圏であれば深夜営業も可能となろう。
もちろん肝心のラーメンもちゃんとした喜多方ラーメンで、オススメの半熟たまごとチャーシューの乗った「タマチャらーめん」は非常に美味しかった。

株式会社幸楽苑の株式店頭公開から知っていたのに、買い損ねて後の東証上場を指を咥えて見ていた身からすれば、株式会社河京さんの株式の取得と、今後のご発展を願わずには居られない。
そんなあらゆる意味で「おいしそう」なラーメン屋さんだった。
会津喜多方ラーメン館ホームページ
http://www.ramenkan.com/index.html