「2つ」にこだわったハンドソープ

ある朝届けられた小箱には、厳重に梱包されたハンドソープが入っていた。
牛乳石鹸から発売された「薬用泡ハンドソープ ツーズ(Two's)」、今回はコレを試してみろというコトらしい。

牛乳石鹸といえばウシの刻印のあるあの白い石鹸が思い浮かぶ。
むかし「石鹸」と言えばコレだった。
さすがにアタマを洗ってしまうと翌日大変なコトになるので「シャンプー」だけは別格であったが、あとはドコを洗うにも年末にお歳暮で届けられる「石鹸」。
なので今年はどんな石鹸が届くのだろうと、興味津々で待っていた記憶がある。
ソコへ「ボディーソープ」の登場。
もうあの固形石鹸をタオルの中でゴシゴシやる必要もなく、しかも豊かな泡立ち。
初めてボディーソープを使った日の感動は、いまだに忘れることなく残っている。(って大袈裟な。)
それでも洗面台に置いてあるのは相変わらずの固形石鹸。
「手を洗う時でも液体石鹸の方が、泡立ちもよくて使いやすいハズなのに」とは思っていたが、「ハンドソープ」というものが一般家庭に普及したのはそれからかなり後のコトだし、最初は結構な高級品で、安易に使うのをためらうほどだった。

ハンドソープに求められる性能はまず「泡切れ」。
手洗い後のヌラヌラがいつまでも続いてしまったのではキモチ悪い。
そして「殺菌」。
帰宅後の「うがい・手洗い」がその最大の使用目的となるだけに、なんちゃら菌かんちゃら菌、様々な菌を殺してくれるものが望ましい。(とは言っても少々の菌でどうこうなるコドモではないのだが・・・。)
この「殺菌性能」の部分が、似たようなものではあるが「洗顔ソープ」と決定的に違う部分ではないだろうか。
さらに泡立てるコトが苦手な子供の使用を考えると、やっぱり「最初から泡で出てくる」というのも要求性能のうちだろう。
これも最初に考えたヒトはたいしたものだと思う。

そんなワケで、2種類の殺菌成分が入った「ツーズ(Two's)」を、『きめ細かい濃密な泡が出てくるから、1プッシュで手全体を洗えます』とは書かれているが、『「2つ」にこだわった』というコトなので贅沢に2回プッシュで使ってみることにする。
たしかに泡の発生はよく出来ていて、手全体に伸ばしてしっかり洗うコトができる。
そしてサッと流れる。
いいんじゃないでしょうか。
そしてなんとなくそんな気がしていたのだけれど、洗った後に残る独特の芳香。
いかにも「手を洗った」というカンジがするこのニオイも、いいんじゃないでしょうか。

牛乳石鹸」と聞いて「♪牛乳石鹸よい石鹸♪」っていうフレーズを連想するのはオッサンかなと思いながら、ハンドソープも進化しているのだなと実感した今回の新商品だった。
これは、無くなる頃にまた送られてくるのかな?

ああっと牛乳石鹸のホームページ「モーモーワールド」
http://www.cow-soap.co.jp/
も結構ツボにハマった。
「cow-soap」ってURLも、面白い。