今日は特別な日

dubrock2008-02-29


今日は2月の29日。
4年に1度しかない”特別な日”だ。
後輩は「何かが起こりそうな気がします」とだけ言い残して、パチンコ屋へと出掛けて行った。
果たしてパチンコが出るかどうかは定かではないが、”特別な日”と聞いて思い浮かぶ好きな英語の言い回しにこういうのがある。

Life is a gift,that's why it is called "present"!
なんかいかにも、アメリカの政治家がスピーチで言いそうな、言ってニヤっと、いかにも「上手いこと言った」としたり顔しそうなものではあるが、それでも「ウマい」と思ってしまうフレーズだ。
同じ「ウマい」フレーズでも、日本に古来からある
「え〜、人生には大事な3つの”袋”というものがありまして・・・」
というヤツとは雲泥の差がある。
コテコテのアメリカンジョークとはいえ、スマートなのだ。

2月が29日まであるというコトは、今年は「うるう年」。
一般に「4年に1度」というコトになっていて、この一文の冒頭でもそのように書いたが、厳密には

?西暦が400で割り切れる年はうるう年である。
?400で割り切れない場合、西暦が100で割り切れる年はうるう年ではない。
?100で割り切れない場合、西暦が4で割り切れる年はうるう年である。
?4で割り切れない場合、うるう年ではない。
というルールがあって、「オリンピックのある年が必ずしもうるう年ではない」というコトになるのだが、そんなコトが話題になるのはついこの間のミレニアムぐらいではないだろうか。
西暦2000年は4で割り切れる。(?、?)
だから通常は「うるう年」だ。
しかし100年に1回、100の倍数の年はうるう年ではなくなる。(?)
この「100年に一度」は結構知られている。
しかし400年に1回、400の倍数は「うるう年」となる。(?)
これは意外に知られていない。
知られていないというか、400年に一度なので、「知っている必要もほとんど無い」と言った方が正確か。
だから2000年は「うるう年」というコトになるのだ。

そんなまだるっこしいコト

なのだが、このルールはパソコンで日数の計算をする時に必要な知識であり、その昔ワタシがまだパソコン少年だった頃に、バイオリズムを計算する過程でぶち当たった大きな壁だった。
ふつう「うるう年」の説明を辞書で紐解くと、「4の倍数はうるう年だが・・・」という例外条件の羅列で記載されているコトが多い。
コレが日本語的な記述なのだが、このままでは数式の条件分岐にできないという欠点がある。
つまりパソコン内でのアルゴリズムを追うならば、「?400の倍数はうるう年である」から始まる記述がしっくりくるのである。
この、日本語での記述をパソコンの条件文に当てはめる作業(すなわち条件を逆順に読む)というのが、小学生のワタシには辛かった。
そして苦労して作った割には、「100の倍数はうるう年ではない」という?の条件すら、滅多に起こらないという皮肉な演算結果。

1800年代から生きているって、どんだけ長生きやねん。

というハナシになるのである。
(最大の難関である「2000年」をまたいだ演算が日常の「今」ならば、それ相応の遣り甲斐もあったろうと思う。)
それもこれも、

地球が太陽を1周するには約365日5時間48分46秒かかる
つまり4年で23時間15分04秒足りなくなるというコトに起因しているのでしょうが、この「割り切れないハンパな数字」にも、何か意味があるのでしょうか。

まさに「神のみぞ知る」領域。
そんな不可思議な魅力を持つ”特別な日”に、何かが起こってもおかしくはない。
「何か」が起こる期待を持って、今日一日を生きるとしよう。
後輩にも、何か起こるのだろうか。

「3つの袋」って、一体何?