いいサイトなんだけど・・・ 〜ネットショップの限界と問題点について考える・その2〜

dubrock2008-03-04


インターネットでアレコレ検索して、他のドコよりも安く売っているサイトを見つける。
それこそが、ネットショッピングの醍醐味と言えるだろう。
ただ見つけたトコロで、安易にクレジットカード決済というものアブない気がする。
まして商品が到着する前に銀行振込など、もってのほかだ。
「代金引き換え」が最低条件になるが、これだって送られてくる箱にナニが入っているか。
ヤフーや楽天に出店していたって、「取り込み詐欺」の被害が皆無ではないのだ。
ネットショッピングに「絶対安全」などないのである。

そんな「信用されにくい」ネットショッピングだからこそ、サイトの構成はとっても大事と言える。
たとえばこのサイト、
欲しい自動車部品探します!カーパーツ用品激安販売専門店
http://www.cna.ne.jp/~a_buhin/
全体にいかにも「手作り」的なので、初心者の方なら開いた瞬間に却下、という方も多いだろう。
(逆にワタシなどは、あまりにも体裁よく作られていた方が、「むしろ怪しい」と思ってしまうのだが。)
このサイトに掲載されている商品は、たとえば「HAMP(ハンプ) E−OIL SMクラス相当品 10W30 20L缶が税込5,900円 送料630円・代引無料・クレジット無料」など、とっても魅力的なのである。
ではスグ注文になるか、と言えば、そんなヒトはまず居ないだろう。
トップページの更新履歴に「2/28 フックス TITAN GT1 エンジンオイル」とある。
なのでこのサイトが「とりあえず生きている」というコトが分かる。
幸か不幸かショッピングサイトには「ホコリがかぶる」というコトがないので、管理人が更新を放棄したサイトと、一生懸命更新されているサイトの区別がつき難いのである。
ドキドキしながらオーダーを入れたのに、相手がとっくに居なくなっていたんじゃハナシにならない。
アメブロに開設されたブログも生きているみたいなので、このサイトも「生きている」と考えて大丈夫だろう。

これで注文するか。
商品が「オイル」という「ぱっと見で分かる商品」なので、とりあえず代引きでオーダーして到着か連絡を待つ、という手もある。
ワタシならそうする。
ただほとんどのヒトは、「このオイルって〜」と問い合わせの電話なり、FAXなり、そういったインターネット以外の手段でコンタクトを取ろうとするのではないだろうか。
「なんだよ、そんなコトはページに書いてあるだろうがよ、ウゼーな。」
が本音なんだろうが、このサイトを運営する秋田自動車部品商会さんは実店舗も持っている会社だけに、こういったFAXなり電話なりへの対応が優れている。
「優れている」というか、ネットよりもソッチの方が「主」なんだろう、とっても迅速で丁寧な対応をしてくれる。
ココまでされれば、もう「オーダー」しても大丈夫だろう。

オーダーしても心配は消えない。
このサイト、「ショッピングカートシステム」が使われている。
「ショッピングカートシステム」ってもそんなケッタイなものでなく、たいていはオーダーの際に自動送信される確認メール、あれと同じものがサイト管理者にも送信されるだけのもの。
だからそのメッセージをサイト管理者が確認していなければ、いくら待っても商品は届かないのである。
(あまり頻繁にはオーダーの入っていなそうなサイトほど、この危険性は高くなる。)
なので「できれば」、自動返信メールの他に出荷案内メールなど、人間が手動で対応したものが届けば安心できるのだが、「自動返信メールが送信されているのだから」と特段の連絡をくれないサイトというのは結構多いのだ。

こうしてようやっと商品が届き、今回も騙されずに「ひと安心」となるのだが、そんな苦労とリスクをおしても利用したい、そんな魅力的な商品を扱っているサイトというのは結構多く、そういうサイトを応援しつつ、自分の携わるサイトにも、その利用経験を盛り込んで行きたいと思う、黄砂飛び交う今日このごろなのである。