「バーチャル3D空間インターネットサービス 体験会」に潜入

dubrock2008-03-09


今回のミッションは、都内六本木某所で行なわれる「バーチャル3D空間インターネットサービス 体験会」への潜入捜査。
前回の「コンビニ試食会」は、まあ内容も内容なので女性が多く、「仕事帰りの小奇麗なOLさん」に交じっての潜入操作だったのだが、今回はマニアックなIT系路線。

もしかして、

待ち合わせ場所にて。
A:「あ、(くそ、恥ずかしいな)ジーザスさんですか?」
B:「おお! はい〜、ジーザスです! えーと?」
A:「あ、どうも、(くそ、恥ずかしいな)銀虎ですー」
B:「おーーーっ、あなたが銀虎さんですかダブリューー!!」
A:「(叫ぶなよ! 「w」を発音するなよ!)」
C:「おー、銀虎さん! よろしくー、ぞるだー提督ですー」
A:「(じ、自分で提督とかつけるなよ!)あ、どうも、よろしくぅー」
C:「おーい、ルシフェル様ー、銀虎さん来たであるよー」
D:「――成る程。思っていたよりも随分お若い」
A:「(うわっ)」
D:「ああ、申し送れました。我が名はルシフェル。現世(うつつよ)の出会いは始めてですな」
A:「(うわっ)」
D:「宜しく(一礼)」
A:「 う わ あ ぁ ぁ っ 」
みたいなコトにはならないだろうか。
一歩間違うと「向こう側」に連れて行かれそうなオーラを持っているだけに、そんな一団に囲まれやしないかと変な緊張感で会場へ向かったワケであるが・・・

体験してきた「バーチャル3D空間インターネットサービス」とは、セガからリリース予定の「iA(アイエー・internet Adventure(インターネットアドベンチャー))」
「iA」とは

Webサイトをブラウジングしているユーザーを視覚化し、お互いが容易に交流できる3D空間を提供するもの
というコトだが、内容については体験会前日のプレス発表記事:4Gamer.net ― セガ,新コミュニケーションサービス「インターネットアドベンチャー〔iA〕」を発表。クローズドβテストは3月13日にスタート(インターネットアドベンチャー〔iA〕)
http://www.4gamer.net/games/047/G004756/20080305043/
あたりでだいたいのトコロは掴んでいた。
それでも、わざわざ六本木くんだりまで出掛けて行った動機はただ一つ。

して、どないやねん?

それだけである。
当日会場に集まったのは、総勢36人のヒマ人たち。(失礼)

会場に潜入
原案・企画・監修の立命館大学准教授渡辺修司氏の説明もソコソコに、早速操作実演に入る。
(そうこなくっちゃ。)

え〜っと、あれだな。
IE(インターネットエクスプローラー)のアクティブ画面に表示されているページをアプリが読み込んで、デスクトップ画面上に、そのページを仮想の「島(アイランド)」として表示し、さらにその「島」に自分のアバターが表示される、ちゅうコトやな。
で、他にもログインユーザーが居れば、そのユーザーのアバターも表示される。
こんなカンジ。

サンプル画面
だから確かに、インターネットを利用しているほとんどのユーザーが、このシステムにもログインしているという、極めて理想的な状況下であれば、「Webサイトをブラウジングしているユーザーを視覚化し、お互いが容易に交流」することが可能となるだろう。

これは1ユーザーとしては、たとえば人気サイトや、話題になっているサイトに訪問した時に、デスクトップがこんなカンジ

混んでます
になって、
「おー、燃えてるねー」
なんて感想を述べるぐらいのコトなんだろうけど、「ウエブサイトのオーナー」からすれば、これまで持ってきた
「アクセスカウンタは回っているんだけど、いったいどんな人達が来ていて、どんな感想を持って帰るんだろう」
という疑問が一気に解決するかもしれないワケだから、それはそれは画期的なコトと言える。
また1ユーザーとしても、いつも訪問する「お気に入り」のサイトがあって、コメントを残すまででもないけどオーナーに「来たよ」というのは知らせたい、という気持ちがある時もあって、そんな時の「あしあと」機能なんだろうけど、リアルタイムでオーナーを見掛けたから、チャットで話し掛ける、なんてのがあっても悪くはないと思うのである。
(ユーザー同士で「友達作ろう」とまでは思わないけどさ。)

「バーチャル3D空間インターネットサービス」と言われると真っ先に思いつく、「セカンドライフ」のように「中でナニかする」のが主目的ではなく、あくまで「インターネットブラウジング」が主であって、iAが起動さえされていれば、勝手にデスクトップ画面が更新されるワケであるから、売り文句である「皆さんにお時間を取らせません」というのは確かにその通りではある。
(まあついつい、アバターを徘徊させるのに夢中になってしまうんだけどね。)
ただ、IE画面の他に「デスクトップ画面」も見えるようにしておく必要があるワケで(サンプルのページもIE画面を「最小化」ないし「小型化」してデスクトップ領域を大目に取るようしている)、ノートパソコンのようにモニターの大きさに制約がある場合、ちょっとつらいのではないだろうか。
(モニター2画面使いのヘビーユーザーが増えそう。)

それから、アバターのカスタマイズもやっぱり無ければ盛り上がらないだろうし、

モンスター!
たまには「モンスター」かなんか倒して「経験値を上げる」なんてアトラクションがあっても悪くないと思う。
でも、「家」を建てたり、果ては「ショッピングも」

サンプル画面
なんて欲張ったコトを最初から考えると・・・

鯖落ち
ほおらサーバー落ちた。

実は今回の体験会、わずか36人でのクローズド環境でのテストながら、参加者が操作に慣れてきて好き放題するようになると、何度となくサーバーが落ちたのである。
利用者が一同に会しているので

「すみません、皆さん、しばらく操作を止めてください。」

でサーバーを復旧させるコトができるのだが、コレがそれぞれの環境からの接続であれば、皆一斉に再ログインを試行し、サーバーの復旧など夢のまた夢になってしまうだろう。
この辺が技術的な問題点だろうか。

あと、推奨環境は

ブラウザ:Internet Explorer6.0以上
O S:WindowsXP またはVista
C P U:Pentium4 1.4GHz以上
メモリ:512MB以上
ハードディスク空き容量:1.5GB以上
グラフィックカード等:Intel855G 以上のオンボードグラフィックチップ 、
NVIDIA GeForce3 以上、ATI RADEON8000 以上のグラフィックカード
というコトになってはいるが、今回の体験会で用意されていたのは

スペック
といういわゆる「ハイスペックマシン」。
いや、
18 :名無しさん@八周年
CPU933MHz
メモリ384MB
OSMe
の俺に謝れ。
とか言うハナシではないのだろうけど、実はオレもOSは「2000」なんだよね。
体験会に参加したので、自動的に「クローズドβテスト」のIDを、「友人への配布用」も含めてお土産に頂いたワケやけど・・・。

パソコンも、「お土産」にならないですか・・・?

ともかく、19インチモニターとハイスペックマシンで、サイト閲覧者様と是非とも交流してみたい。
そんな、「iA」の行く末を非常に楽しみにしている一人なのである。

ちなみに、「六本木」という場所柄か参加者は皆さん「ファッショナブル」で、渡辺修司氏が一番「ソレっぽかった」。ダブリューー!