花粉ビジネス

dubrock2008-03-12


鼻がかゆい。
「鼻」というか、「鼻の奥」がかゆい。
「かゆい」というか、もうむしろ「痛い」。
だから毎年この時期は出不精になる。
引き篭もる。
鬱になる。

今年は、その昔耳鼻科で処方してもらっていたザジテン(Zaditen)
http://www.zaditen.jp/info/index.html
が市販され、一般の薬局でも手に入るようになった。
これは知らないヒトには分からないだろうが、正直「効く」。(「効いた」の方が正しいかな?)
もうほとんど、このクスリをもらう為だけに耳鼻科に通っていた頃がある。
浅井診療所の浅井先生には、その節では随分とお世話になった。
それも地元を離れてからは縁遠くなり、長いこと市販薬「サトウのストナリニ」を愛好していた。
「ストナ」はとてもよく効くのだが、「効きすぎる」というのが難点。
飲めば2日は効果が持続するのだが、鼻の奥がカピカピに乾いてしまうのは困りものだ。
そこで最近ではもっぱら、ツムラの漢方19番・小青竜湯エキス顆粒
http://www.tsumura.co.jp/products/ippan/027/index_50.shtml
でしのいできた。
コイツは「漢方」というだけあって、効きはマイルド。
それでいて、漢方には珍しく「即効性」があるので、ムズムズしてからの服用で間に合うから大助かりだ。

ただ、大量に吸い込んだ時はさすがに効かない。
ここ最近の大量飛散には敵わないのだ。
そこで「花粉情報」というキーワードでちょっと検索しただけで、実にたくさんの花粉情報サイトが見つかった。
ウェザーニュースの花粉情報
http://weathernews.jp/pollen/
はマスコミでも何度か取り上げられただけあって、一番目に出てきた。
次いで日本気象協会(JWA)とウェブプロデュースが運営する『tenki.jp』
http://tenki.jp/kfn/index.html
そしてYahoo!の花粉情報
http://weather.yahoo.co.jp/weather/jp/kafun/
これに環境省まで加わって、花粉観測システム(はなこさん)
http://kafun.taiki.go.jp/
など提供しているから面白い。
この時期限定とはいえ、ぞれぞれアクセス殺到だろう。

そうそう、症状の程度こそあれ、ついに花粉症患者が全体の過半数を超えたとかいうハナシを聞いた。
(ホントかどうかは知らないが。)
「半数を超えた」というコトは、つまりココからば「花粉を吸うとアレルギー症状を呈する」のがフツーであって、「なんともないヒトが異常」というコトになる。
過半数とはそういうコトなのだ。
そのうち、「精神科でカウンセリングを受けているヒトが過半数」の時代も、来るかもしれない。
そうなったら、「正常」なのが「異常」というワケの分からない世界になるんだな。
そんなコトを考えながら、日銀の次期総裁人事のすったもんだを眺めていた。
永田町のセンセ方にとっては、参院とはいえミンス過半数を取らせたのが「異常」、なんだなー。