おつかれさま

晴海埠頭
晴海埠頭にやってきた。
その理由とはただひとつ。
コレ(↓)に会う為だ。

晴海埠頭
決して、「怪しげなコスプレ撮影会」に参加する為ではない。w
このチラっと見えるアラートオレンジの塗色は・・・

5002 しらせ
艦番号5002。

砕氷艦しらせ
そう、つい先日最後の航海を終え晴海に帰港した、砕氷艦「しらせ」だ。
晴海のすぐ近く、お台場のはずれにある「船の科学館」に繋留されている初代南極観測船「そうや」を見ると、この「しらせ」の大きさがよくわかる。

「しらせ」全景
まあ「そうや」はもともと北海道あたりで使われる前提で建造されたものなので、日本初の本格的南極観測船「ふじ」に乗艦したオヤジからすれば、「あんなもので南極に行くのは無謀」とのコト。
だからこそ、「タロとジロの物語」なんてのも生まれたのであろう。

後方から
「しらせ」は13号地(台場)、「ふじ」は名古屋に繋留され、一般にも展示されているのだが、この「しらせ」は現在のところその身売り先が決まっていないのだとか。
「年間1億円」とも言われる維持費がその一因らしいが、「南極観測」の歴史に1ページを刻んだ船だけに、なんとかその姿を残す方法はないものかと思ってしまう。
(とはいえ、「年間1億稼ぐ(稼げる)展示物なのか?」と問われると、「難しい」と言わざるを得ないのではあるが。)

飛行甲板
コイズミの構造改革路線によって予算がつかず(ちなみに建造は文部科学省予算、運用は海上自衛隊)、後継艦の建造が間に合わずに退役となった「しらせ」。
現在建造中の新造艦も「しらせ」と名付けられるらしいが、就役するまでに1年のブランクが出来てしまうらしい。
このブランクを、とりあえずオーストラリアの砕氷艦レンタルで繋ぐらしいが、この船でもう一回南極に行くことは本当に不可能なのだろうか。

後方から
確かに各部には「年数」というものを感じる船体ではあるが、そんなコトを考えてしまうほど立派で堂々とした姿であった。
ちなみに、今回のディープな潜入捜査に付き合わされたウチの奥さんは、平和的な南極観測船よりも、隣りに繋留されていた練習艦「かしま」と、その奥にチラっと見える2隻のヘリコプター搭載汎用護衛艦「あさぎり型」の方が気になったらしい。

練習艦「かしま」
曰く「戦闘艦の方がカッコイイ」とのコト。
まあこの、「砕氷艦独特の太った船体」の味わいが分かるようになるまでには、まだまだ時間が必要だというコトだろう。
そのうち、「観艦式」にも潜入しなくてはならないようだ。

そんなワケで今日のオマケは、役目を終えた「しらせ」に敬意を込めて、声優・林原めぐみ「お疲れ様。また明日・・・」
え?綾波レイ
まあ、そうとも言うらしい。w

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