"KEEP CLEAN.KEEP GREEN"
「特定非営利活動法人」、いわゆる「NPO」と呼ばれる組織においても、実際のトコロは営利活動を行なっている団体が多く、それは、
「非営利」とは、団体の構成員に収益を分配せず、主たる事業活動に充てることを意味し、収益を上げることを制限するものではない。という規程によるものなのだが、「全くのボランティア活動をしている」と誤解しているヒトは多い。
それというのも「特定非営利活動法人」というそもそもの呼び名が起因しているに他ならないワケだが、そういった社会の誤解を悪用した反社会勢力の不法行為が横行していても、依然としてその名称を改めようとする動きがないのはどういうワケだろうか。
そんな、実際には営利活動を行なっているNPOが多い中で、純然たるボランティアを主たる目的としたNPOがあった。
名前を「グリーンバード」と言い、「きれいな街は、人の心もきれいにする」をコンセプトに、各地で「ゴミひろい」を展開している団体だ。
なんでも参加は自由で、事前の申し込みも不要。
それでいて、掃除用具などは用意しておくというから驚きだ。
まっ、「道具不用」というのは、それらを提供してくれる協賛企業の方々がいるからで、こういうコトに積極的に参加して企業イメージをアップしようというのは最近のトレンドなので、カラクリが分かっちまえばたいしたコトはないのだが、「実際にゴミを拾うヒト」が居るというのがスゴイと思う。
『「モノ」は出せても「ヒト」は出せない』
それが、こういった協賛企業に総じて言える特徴であり、どんなに崇高な理念に基づいた活動であっても、実際の活動が頓挫してしまう場合というのは結構多いからだ。
(そういえばこの前東京都で、似たような話で休日日当を出すとか出さないとかモメていたっけ。)
ちなみに、この運動に参加する条件は「ゴミ拾い」ではない。
「ゴミやタバコをポイ捨てしない。」と< 宣言 >すれば、誰もがgreen birdのメンバーです。というコトで、
最後の「できるかぎり」と付け加えるセンスあたりは結構好きだ。
合言葉は“KEEP CLEAN. KEEP GREEN”。
そんな、原宿表参道発信のプロジェクトに、ワタシも多いに賛同したいと思う。
22日は「アースデー」やしね。