自分でもイヤになるこの性分

ヒーターと水温計
近所のディスカウントストアで、ヒーターと水温計を買って来た。
それというのも、

熱帯魚のUFOキャッチャー

連休中に遊びに行ったゲームセンターに「熱帯魚のUFOキャッチャー」があり、面白半分で「熱帯魚」をゲットしてしまったからだ。
ゲットした「熱帯魚」とは・・・

ピラニア

ラニ」だ。

と言ってもまだ体長3センチほどの稚魚。
コイツがホントに「ピラニア」かどうかも怪しい状態だ。

「どうせすぐ死ぬ」

それは分かっているのだが、ゲットした小瓶の中で果てるのもかわいそう。
なので帰りに100円ショップに寄って、「梅酒を漬ける瓶」と「その他小物」を買ってから帰宅した。

小瓶

こんなカンジだ。
あしたの朝は、どうせ腹を上にして浮いているんだろうな、とそう思っていた。
ソレが縁日の「金魚すくい」の定めなのだから。
トコロが意に反して、ピラニアは元気だった。
試しに「豚のひき肉」など放り込んでみると、小さいながらも獰猛にかぶりついていた。

本当に「ピラニア」なんだろうか?

そう思いながらネットで検索してみる。
エサは「豚挽肉」で正解らしい。
あと「刺し身」?
それも想定の範囲内だ。
そして、環境の変化に対する耐性が高いらしく、つまり「なかなか死なない」らしい。
「飢え」にも強い。
そして種によっては、「数ヶ月で10数センチになる」という。

大丈夫か?

ともかく、UFOキャッチャーからサルベージされたこの「ピラニア」は、説明通り翌日も、そのまた翌日も、元気に泳ぎまわっていたのである。

毎朝、水を少し入れ替え、エサをやる。
ソレが日課になってくると、底にたまった糞とか食べ残しとかが気になるようになってきた。
1匹でも、水って結構汚れるものである。
(ちなみに1匹じゃかわいそうなので、翌日もう1匹サルベージして来ようかと思ったのだが、「ピラニア」は腹が減ると共食いしてしまうらしいというコトで断念した。ま、本当にピラニアかどうかも、未だ定かではないのだが。)
なので、「水を循環させてろ過するフィルター」が欲しくなった。
欲しくなったらじっとしていられない。
早速週末に、ホームセンターのペットコーナーへと出掛けてみることにした。

それまでご縁の無かった、「水槽が並んでいるコーナー」へ。
「フィルター」自体は数百円だが、仕組みが分からない。
エアポンプから空気を送ってやるのか?
よく見掛ける「水槽の上にくみ上げてろ過するタイプ」は結構いい値段である。

なにより、梅酒の小瓶にこんなもの入れても・・・なのである。

つまり「水槽が欲しい」と。
しかしながら観賞魚用の水槽って、結構良い値段がするものである。
特に目を引く「前面が曲面で構成されているもの」や、「細長いもの」は、その中でもやっぱり高いのである。
もうカブトムシのプラスチック水槽でいいやと思い始めたその時、思わず見つけた「金魚のお部屋S」は小型の水槽にフィルター、エアーポンプその他が付いて、1280円というリーズナブルなものであった。

金魚のお部屋S

水槽なんか買う気もなかったのに、思わず衝動買い。
帰って早速、セッティングである。
大きな水槽はさぞかし気持ちよかろうと眺めていて気になったのが、今日のこの「寒さ」。
熱帯魚(ピラニア)の適温は、

26℃を中心に上下2℃くらいが基本
なんて読んでしまうと、ヒーターはともかく、せめて水温計だけでも付けて、現在の水温を把握したいという欲求が止まらないのです。

で、結局、

現状

んな、たった3センチの小魚に!

と言われてしまうそうなくらい、豪華な住まい。
しかしそれよりも、偶然捕まえた「メダカ」の飼育にハマり、行く度に水槽が増えているアンタの実家にソックリという、嫁のコトバが一番効いたりするのである。

「お義父さんにソックリ」w

やはり「血」は争われないというコトか。
たかが雑魚一匹に、ココまでしてしまう自分の性分が、時々イヤになったりもするのである。
トコロでこの魚、ホントに「ピラニア」なのだろうか。