アラ4

dubrock2008-05-31


幹線通り脇のベンチで、連れがビールを飲みながらウトウトし始めた。
「オイ、帰るよ」と声を掛けると、
「なあに、諦めてオマエもココに座れよ」と。
時刻は午前3時半過ぎ。
終電は終わり始発までは2時間ほどある。
もちろん、タクシーで帰るほどの持ち合わせもない。
「そうですよ、アナタもココに座って『アー』しなさいよ。」
ベンチの反対側で眠り込んでいた見知らぬリーマンまでもが、ワタシの腕を掴んでベンチへと引っ張り込む。
やめろやめろと言いながらベンチに腰を下ろし、『アー』と背伸びをする。
確かに気持ちいい。

といったトコロで目が覚めた。
午前4時頃(アラウンド・フォー)。
シカゴの大ヒット曲「長い夜」(原題「25 or 6 to 4」)も、たしかこんな時間帯の葛藤を唄っていたっけか。
でも、今日書きたいのは「アラフォー」は「アラフォー」でもTBSドラマの「アラウンド40」のほう。
長澤まさみの「ラストフレンズ」が2,3回。
キムタの「チェンジ」は初回だけ見れば、「あとは結末だけでいいかな」と思えるのに対し、この「アラウンド40」は初回を見ていないのに、一度見ると続きの展開が気になってしまうタイプのドラマ。
この感じは阿部寛の「結婚できない男」とか、東芝日曜劇場「オトナの男」以来だろうか。
こういうあんまり番宣にカネ掛けてない、当のTBSとしてもあんまり力を入れてないドラマの方が、意外に面白いというのも「よくあるハナシ」ではないだろうか。

キャストがイイ。(・∀・)イイ!
天海祐希、大塚寧々、松下由樹もそれぞれイイけど、一番ツボったのはサイトでもあんまり注目されていない「片桐はいり」。
よく共演の女優さんたちは笑っちゃわないものだと思いながらも、「あー、こういうのアルアル」といった小芝居をしてくれている。
あと、設定も割り切っていてイイ。(・∀・)イイ!
「フツーのOLなのに不釣合いな生活レベル」というムチャな設定が気になるドラマは多いが、このドラマの天海祐希は「医者」として、何はなくとも「カネはある」という部分を前面に押し出している。
その割り切り方がイイ。
(ま、センセー(医者)にしてはヒマが有りすぎな気もするが。)

そんなワケで最初の方を見逃してしまったので、午後2時くらいからの再放送を今から期待する、今日この頃なのである。
(ちなみに「結婚できない男」では、再放送で3回くらい録画にチャレンジして、ようやく阿部寛国仲涼子のくだりが理解できた。)
竹内まりやの新曲も、このドラマで聞くと印象的なんだよなー。