石巻貝(タニシ)の購入

ラニア水槽の水替えをしていて、側面の「ぬらぬら」が気になった。
サラっとキッチンペーパーで拭いてみたのだが、光に翳してみると拭った部分に「跡」が残っていた。
ちなみに、「水替え」は2週間に3回のペースで行なっている。
少し前のワタシなら「水槽の水を全部抜いて洗剤でゴシゴシ」やっていたトコロなのだが、今のワタシはちょっと違う。
ビーボックスアクアリウムに出掛けて、

石巻貝

石巻貝(タニシ)を買って来た。
1コ120円を4コ。
たった480円の買い物だというのに、店員さんは厚手のビニールを2重にした袋に酸素とともに丁寧に梱包してくれた。
こういうトコロが「専門店の気配り」というものなのだろうか。
否、「オドレの店で魚買ったら、水が毀れてた(又は「魚死んでた」)やないかい!?」なんて、理不尽なクレームを過去に何度となくされたことによる経験則なのだろう。
そう思う。

手を汚さずに水槽の内壁をクリーニングするグッズは多種出ている。
暖かくなった陽気のせいなのか、人工飼料の食べカスのせいなのかははっきりしないが、ウチの水槽も、ピラニアの成長に合わせて人工飼料(幼鯉のエサ)に切り替えてから、コケの発生が顕著になった気がする。
この状況に、「物理的にコケを取り除く」というのは次善策と思われる。
薬品の投入は問題外だ。
やはり、発生するコケを主食とする生体の投入して、「内壁にコケの付かない生態系の構築」こそが最善ではないだろうか。
それが「タニシ」の起用理由だ。

水質が酸性に振れる熱帯魚水槽では、タニシは長生きしないと言われている。
「もって数ヶ月」と。
それでも、「1コ120円ならよくね?」という安易な考えでタニシに決めたのだが、

水槽が南米産の生体用にセットされたものであれば、石巻貝ではなく他の種類のスネールの導入を検討される方が私は良いと思います。
という記述をネット上に見つけたのは購入後、今この記事を書いている最中のことである。
とはいえ、「スネール」って1コ400円くらいするから、「試しに入れてみる」のはちとキビシーかなー。
今回のタニシが良い働きをして、なおかつ言われている通り数ヶ月で果てたら、スネールの導入を検討してみることにしよう。

ちなみに、ピラニア水槽では「貝」以外の生態はほとんで食われてしまうらしい。
それも、「タニシ」の選考理由だ。
帰宅して早速タニシを投入。
しようと思ったが、エサ待ちのナッテリーさんが期待して見上げているので、まずはナッテリーさんに食事をしてもらう。
その後、水合わせとかめんどくさいので、袋からつまんで水槽にポチャンだ。
あんなに厳重に梱包してくれたのに、である。
店の人が見たら泣きそうな瞬間だ。
4コのウチ、1コはすぐさま活動を開始、壁面を登りながら「仕事(掃除)」を始めた。
もう1コは底をゆっくり移動。
そして残る2つは・・・

投入された状態から動かなくなった。○| ̄|_

そして、食後のナッテリーさんが興味津々についばんでいた。○| ̄|_

これは食われちゃうかなあと思いつつ、とりあえず一晩。
翌朝タニシさんたちは、揃って水槽にへばりついていた。
どうやら無事だったようである。
無事はいいんだけど・・・、肝心の仕事をしていない。
へばりついて動かないのだ。
寝ているのか、死にかけなのか。

そんなワケで、ほとんど仕事をしないまま戦線を離脱しそうな雰囲気が漂ってきてはいるが、今後の動向に注目していきたい。
そんな、「石巻貝(タニシ)の購入」であった。