2ヶ月(水温との戦い)

UFOキャッチャーからサルベージされたピラニア・ナッテリーさんも、我が家に来てまる2ヶ月となった。
ここ最近の暑さで水温が28℃を超えるようになると、活性が上がり食欲が目に見えて増え、それにともなって巨大化のスピードも俄然増してきた。
やっぱり「熱帯魚」だったのである。

これが今日のナッテリーさん。

2ヶ月

体長6センチほど。
サルベージされた当初の画像と見比べると、その成長度合いが良く分かる。

2ヶ月前

下に敷いてあるゼオライト鉱との対比で見比べてみてほしい。

体長というよりむしろ「高さ」が出てきて、いっちょまえに腹も赤くなり、かなりピラニアらしくなってきた。
もう「定かではない」とかいう次元ではなく、「間違いなくピラニ」だ。w
ホントはそのあたりが分かるように撮りたかったのだが、これが飼い主に似てシャイなヤツで、カメラを向けると物陰に隠れてしまう。
そのスピードがまたすばしこくて、ようやく撮れたベストショットがコレなのである。

流れた

あとはこんなのしか撮れなかった。
それでも、左にある小瓶に入ってやってきたとは思えない大きさは分かって頂けるだろうか。

以前にも触れたが、「小さい水槽」というのは入っている水の量も少ない分水質などの変化が大きく、それゆえ細かい管理が求められる。
つまり「上級者向け」というコトだ。
ウチの水槽も小さい上、周りに断熱材などを貼っていないので、ここんとこの暑さで水温が急上昇し、28℃を超えるまでになった。
エアコンを付けている間はまだいいのだが、外出時などはヘタすると「30℃超え」なんて事態にもなりかねない。

そんなワケで、小型の扇風機を水面に当ててから、外出するようにしている。
ショップには専用のクーラーも売られているが、理論的には同じコト。
見栄えがいいか悪いかぐらいの違いしかない。
さすがに「熱帯魚の為にエアコン付けて出掛けよう」とは言えない空気なので、これくらいはカンベンしてもらおう。

氷入れればいいじゃん

とカミさんなどは安易に言うのだが、その行為の良い悪いはともかく「氷を入れた場合の水温の下降」は計算すれば微々たるものであるので、本気で水温を下げようとなると大量の氷が必要になってしまう。
その氷の量について・・・語ろうとすると、だいたいの世間の奥さん達は扇風機の使用を許可してくれるのではないだろうか。

ともかく、水槽の水温を下げるには、水の「気化熱」を利用するのが一番効果的である、というコトなのである。
その「気化」を促進する為に水槽のフタを少し持ち上げ、ソコから扇風機で風を送ってやる。
「冷えすぎ」も懸念されたが、常時送り込まれるエアーの温度が30℃近くあるので、「下がっても26℃」くらいが限度のようで安心した。
こうなると「最高・最低を記録できるデジタル式温度計」とか欲しくなってしまうというのも、ある種のビョーキなのだろう。

わざわざ風を送ってまで気化を促進するので、水槽の水量は結構減る。
半日くらいなら問題ないのだが、まる一日、さらに「泊まり」となると、これが当面の問題となりそうだ。
やっぱり大きい水槽が、必要となりそうなのである。

今年の夏は暑くなるそうだ。
水温と戦いながら、大きな水槽を夢想する日々が、続きそうである。