第22回全日本小学生女子ソフトボール大会

dubrock2008-08-02


平沢勝栄宇津木妙子など、ドコかで聞いたコトのある名前の来賓を招いて、第22回全日本小学生女子ソフトボール大会の開会式が、昨日江戸川野球場で行なわれた。
小学5年になる姪が「宮城県代表」として参加するというコトで、その会場に足を運んだワケであるが・・・

選手の体調を考慮して午後4時からとなった開会式。
その為に1時間前に集合して行進の練習。
「大人」にとっては大切なセレモニーかもしれないけれど、当の子供にとっちゃいい迷惑。
しかも「なんたら長」「かんたら長」と関係する何人ものオッサンが似たようなハナシを繰り返したのでは、もうほとんど拷問に近い。
そんな空気の読めないオッサンの前で、プラカード持ちの中学生までもが脱落しながら、式典は粛々と進行していったのである。

これは結婚式などの祝儀全般にも通じるコトだが、今回の大会についても日本ソフトボール協会会長やら江戸川区長やらと、「来賓」に分類されるオッサンは多い。
そして例えば江戸川区長などが、後ろに平沢勝栄という「衆議院議員」が控えている中での祝辞披露となる。
ま、行政区の首長と国政の一議員でドチラが上とは厳密には無いのだろうが、それでも「国会議員センセーが上」というのが通例だろうし、ソフトボール協会の会長と江戸川区長では比較のしようもない。

ともかく、世間的には「目上」と思われる人の前で挨拶するからには、その「目上」に配慮して一言言及するのが「マナー」とされている。
また今回ボランティア参加である近所の中学のブラスバンド部など、こういった関係各位にも一言言及する。
これも「慣わし」である。
さらに参加した選手の保護者にチームの監督など、関係各位に謝辞を添えて・・・という決まりきったこの展開。
こういう挨拶を出来るコトが「社会的に洗練された人物」としての必須要件とされてはいるのだが、ドイツもコイツも毎回同じコトを言う。
コレってどうなんだろうか。

聞いている選手達が貧血を起こして倒れているというのに、そういったくだりを延々続けるというのは、これは「洗練された大人」のすることとは思えないのである。
相手は子供だ。
オッサンにしてみれば「晴れの舞台」。
ココでイイとこ見せなくて、何時見せようか、という意気込みは分かるのだが、直前のオッサンと話のかぶる部分は割愛する、そういった配慮こそが、「社会的に洗練された大人」ではないのだろうか。

そんなワケで、脱落者続出のグダグダな雰囲気のままセレモニーは終盤を迎えたのである。
ココでテレビでも有名なゲバゲバオバチャン・宇津木妙子が再登場。

「なんだよオバチャン、まだなんかあるのか?」

という空気の中、愛弟子上野選手のサイン色紙など、持参した手土産争奪のジャンケン大会が開催されたのだ。

「やっぱりコドモ向けにはこういう企画だよな。」

そんな会場の空気の中、子供達のテンションが再び上がったトコロでセレモニーは閉幕。
確かにこのオバチャン、たいしたもんだと実感した一日となったのである。
今日からのトーナメント戦、全国から集まった選手各位(ジャリども)には、8月の猛暑にも負けず精一杯実力を発揮して欲しい。

第22回全日本小学生女子ソフトボール大会