待った!今、いいこと言った!

dubrock2008-10-18


サブプライムショックとやらで世界的に株価は大暴落。
先週末のG7合意で週明け相場は一転全面高となったが、「エコノミスト」と呼ばれる連中はメディアの取材に対して、おしなべて「これは一時的だ」と繰り返した。
その意向を汲んでか、翌日はまた「空前の下げ幅」を記録し、その後も株価は乱高下を繰り返した。

ま、彼らにとっては、市場が安定して膠着しているよりも、荒れて乱高下を繰り返した方が、売買チャンスも、意見を聞かれるニーズも増えるワケで、いくら金融当局が鎮静化に努めたトコロで、「実質的な効果は先」だとか「冷えきった実態経済を反映していない」とか言って、シロウト衆を不安に陥れるのである。

先のコトなんて誰にも分からない。
さももっともらしく御託を並べているが、所詮は彼らの当てずっぽうなんだから、マトモに聞くだけ無駄。

実際問題、保有資産の多くを株で持つ庶民など少数派であって、そんな一般庶民にとって「株が下がった、株が下がった」と言われても、実生活に影響などほとんど無いのである。
逆に、「損失を夫には言えません」ってくらい大損害の財テク主婦もそんなには居ないだろうし、「逆に今が買い時ですよ」なんて分かったようなことを言う三流大学生なんて、有り得ないくらいウソくさい。

で、なんでテレビではあんなに、たかが株価が下がったハナシをトップニュースで扱っているのだろう。
と、とあるコメンテーター(名前失念)がこんなコトを言い出した。

「株が下がっても影響のない、株を持たない人達が、これから『失業』などで大きく影響を受けるようになる。」

待った!

大事なコトって、結構スルーされてしまうものなのである。