現実的な「希望」と、「なりたいなぁ」という夢

dubrock2008-10-19


愛車の車検が近づいている。
新車登録から今年で13年。
9年落ちの段階で前のオーナーから譲り受けたものだが、今度の車検も取得して乗ろうと思う。
それというのも車検価格の下落。
むかし「車検」というと20万は当たり前、車の年式と程度、それにメンテナンス状況によっては、30万円という金額も請求されかねない2年に一度の儀式だった。

それが今ではどうだろう。
総額8万円、そのうち法定費用と言われる税金に保険が6万円。
賞味2万円ほどの手間賃で、24ヶ月点検が完了してしまうのである。
「30万円も掛かるのであれば、いっそ代替して・・・」という意識が、「そんなに安く出来るんなら、とりあえず車検2年取って、壊れたら代替を考える」に変化しても、ちっともおかしくないのだ。

そんな矢先、こんなニュースが配信された。

平均使用年数が過去最長に…新車の販売不振などで
http://news.livedoor.com/article/detail/3863347/
2008年10月17日19時22分 / 提供:毎日新聞
 自動車検査登録情報協会がまとめた08年版の「わが国の自動車保有動向」によると、今年3月末時点で新車(軽を除く)の登録時からの平均経過年数(平均車齢)は7.23年と、統計を取り始めた75年以降の最高を更新した。
新車の販売不振などが原因とみられる。

 平均車齢が伸びたのは16年連続。
 98年の5.33年と比べると2年近く“高齢化”した。
 新車登録から登録抹消までを示す平均使用年数も11.67年と過去最長となった。

そう、車検が代替のタイミングでなくなったのは、ワタシだけでなく全体の流れというコトなのだ。
記事はさらに続く。
 07年の国内の新車販売台数は3年連続前年割れの535万台と、ピークだった90年(777万台)から約3割減った。
同協会は「若者の車離れが加速したほか、少子化で若年層が減っているのも響いている」と分析。
大手自動車メーカー関係者は「格差社会の進行で、低所得層向けの大衆車が売れなくなった」と嘆いている。
うーん、新車の販売不振を「格差社会」に求める風潮って、どんなもんだろうか。
昭和の営業部長が聞いたら激怒間違いナシのコメントである。

そんなワタシでも、本音を言えば新しい車はもちろん欲しい。
候補は、ダントツでイチオシが「プリウス」。
それというのも走行距離。
今の車は、前のオーナーが9年かけて走った距離が、所有した3年ほどで倍になった。
だから燃費の良いハイブリッド車が、つい先日までの嵐のようなガソリン価格高騰の世の中では、喉から手が出るほど欲しくなるのだ。
出来れば現行型のプリウスが欲しいのだが、今だと予算の都合で「カコワルイ旧型」になってしまう。
それだけが、この「夢のハイブリッド車」への代替が行なわれない唯一最大の理由だろう。

これが『現実的な希望』。
しかし『こうなりたいなぁ、という夢』の車も、ちゃんとある。
それがBMW
あんまり大きな、「5」とか「7」とかは今は興味がない。
(あくまで「今は」だけど。w)
コンパクトな「3」であって、ショボい4気筒ではなく、大きな6気筒エンジンを積んだ335iあたりなら、さぞ気持ちもよかろう。
それも「お出掛け用の車」ではなく「普段使い」にするというのが「夢」

ま、今なら、きっと近所のスーパーなんかに乗っていったら、ぶつけられないか心配で買い物どころではなくなってしまうのだろうけど、そんな335を、燃費とか気にせずアクセルガバっと踏んで乗り回す。
そんな生活が、してみたいものである。
そんなBMWでは、「今、BMWに乗る理由」というキャンペーンサイトを開設中。
サイトでは鳥越俊太郎の対談も見られるようになっていて、さらに「24時間モニター・プログラム」というのもやっているらしい。

1日だけのBMWオーナー体験でもしてみようか。
でも、「見るからに、明らかに冷やかし」でも貸してくれるのだろうか。
ガソリンは出してくれるのだろうか。
「満タン返し」とかだったら、ガソリンどうしようか。

そんなコトを考えてしまう段階で、「夢」BMWはまだまだらしい。