船頭多くして、船山に登る

dubrock2008-10-20


先日借りたレンタカーのナビが非常に便利だったというコトで、知り合いから譲り受けたカーナビの取り付けを依頼された。
見ればそれは、車から取り外されたハーネス類が雑多に放り込まれた、1つの段ボール箱
たぶん欠品はない」
と本人は言うが、素性は明らかに怪しく、だいいち「古い」。
「こんなの」とは言わないが、これを苦労して取り付けたトコロで、地図などそのままでは実使用には耐えないのではないだろうか。
所詮「タダで貰ったナビ」なのである。
そんなワケで、依頼は丁重にお断りした。

そうは言っても、ナビは使いたい。
最近では、インターネットに接続して最新の地図をダウンロード出来るHDDナビが主流のようであるが、取り付けまでに10万を超える値段で、しかも車両代替の際「取り外しても結局ガラクタ」では涙が出る。
そんなワケで候補に上がったのが、持ち運び出来る「ポータブルナビ」なのであるが…

ポータブルナビの草分けと言えば、ジャパネットたかたの「ゴリラ」。
なのだが、ソコは模倣した改良版が得意な日本のメーカー。
今では数社から似たような商品が発売されていて、価格もぐっと下がって来たらしい。

ハナシの主は結構マメな性格の方で、まずは新聞の折り込みチラシをチェックし主要メーカーをピックアップ。
更にヨドバシに出掛けて店員の講釈を散々聞き、カタログだけ頂いて帰って来た。

結果は一長一短であって、「こちらのメーカーにはこういった機能があるが、それを利用するには月額1500円の利用料が掛かる」、「こちらのメーカーのはモニターが小さくて、ダッシュボードの上では見にくい」といった具合。
それでも、この段階で候補はかなり絞られたワケだが、氏はさらに「ネットの口コミ」に情報を求めた。
すると、意中の機種について「思ったよりも液晶が暗い」という批判的なコメントが。
結局ハナシは、「ワンセグ機能を付けるかどうか」という機種選定の最初に戻ってしまったのである。

「ポータブルナビ」について本音を言わせてもらえば、今ちょうど各メーカー出揃ったあたりであり、販売競争から淘汰されて、価格が小慣れてくるのはもう少し先のコト。
なので、タイミングで言えば「まだ」なのだが、相場の神様・本間宗久曰く「もうはまだなり、まだはもうなり」である。
せっかく秋の行楽シーズンから年末年始へと移り行く「今」買わずして、何時買うのかとなりそうである。

買って損はしたくないし、買わずに後悔もしたくない。
これは永遠のテーマなのだろう。

たかが(と言っては氏に失礼だが)数万円のポータブルナビですらそうなのだから、数千万という人生最大の買い物「マンション購入」ともなれば、やっぱり購入者なり周辺住民の「口コミ」までチェックしなきゃウソだ。
そんなワケで、リクルートが開設したマンション口コミサイト「スマッチ!」では、マンション掲示板に様々なスレッドが立って耳寄りな情報が提供されている。

買うと決めたヒトも、「買いたいなぁ」ぐらいのヒトも、目当てのエリア、目当ての物件に関する口コミをチェックしてみてはどうだろうか。
意外な発見があるかも知れない。