ヤフオクが齎したもの

スタッドレスタイヤとか欲しいんですけど、ヤフオクに出てるコレなんかどうですかねぇ」

スノーボードが趣味というその後輩は、最近中古のエルグランドを購入、シーズン入りにあたってその準備に余念がない。
着ている洋服も「もっぱらヤフオク」、というヤフオクフリークだ。

「オークション」というものは参加者が多いほど盛り上がる。
というか、ヤフオクぐらい参加者が集まると、「誰にも気付かれずに安値で落札されてしまった」とかいうコトも無い。
かといって、「市場価格並み」で「わざわざネットオークションで買うまででも無いんじゃね?」という商品には、誰も見向きもしない。
つまりオークション本来の主旨が効率的に機能し、価格が相場によって作られる、それが最近のヤフーオークションなのである。

ちなみに、モバイルユーザーに特化して、洋服販売などが盛んな「モバオク」というサービスもあるが、「弟が心臓病で、こんどの誕生日にこれをプレゼントしたいので、半額でお願いできないですかね」みたいな、いかにもウソつき野郎が排除されるまでには参加者が淘汰されていない。
あくまで参加者相互の自浄作用によって、優良なユーザーのみが残れる仕組みとしておきながらも、事務局側の積極的な関与が求められる。
オークションサイトってなかなか難しいのである。

ここでは自動車の販売も活況だ。
背景には中古車販売業者の「儲けすぎ」への嫌気があると思われる。
もう10年も前になるが、中古車販売には「1台売って、50万(の儲け)」の黄金時代があった。
「猫も杓子も中古車ディーラー」の時代である。
しかし「下取り価格は3万円」、なのに、その車が「店頭価格は28万円」でさらに「車検取得に登録諸費用別途20万円也」では、それは消費者をバカにしているというもの。

「店頭で28万円」の車であれば、せめて22〜3万円万円で買い取ってはもらえないものだろうか。
「28万円」の値札が付いているのであれば、諸費用は掛かっても3万円くらいではないだろうか。

そんな素朴で、率直な要望を可能にしたのが、「ヤフーオークション」なのである。
とはいえ、オークション未経験者が「いきなり自動車を出品」ではハードルが高すぎる。
また、冒頭の「フリーク」にしたって「こんな大物の引渡しは面倒」。
ソコで出てきたのが、「中古車出品代行」である。

「じぶんで出品」プラン
>>http://www.cvs.car-ichi.com/contents/jibunde.php
「おまかせ出品」プラン
>>http://www.cvs.car-ichi.com/contents/omakase.php

2つのプランから利用者のニーズに合ったものを選べるこのサイトは、株式会社カーイチが運営している。
とくに2つ目の、「おまかせ出品」プランというのが秀逸である。

そんなワケで、最近商売替えした「元中古車屋さん」によく出くわす昨今。
「それも自然の成り行き」、と中古車売買はヤフオクに求めてみてはどうだろうか。
もちろん、「落札代行」も十分商売になるハズである。