あなたが選ぶ10大ニュース(国内編)

dubrock2008-12-03

読売新聞にそんな特集記事があったので、これに乗っかって今年一年を振り返ってみようかと思う。
まずは国内から。

1月

「NHKの記者ら3人が、放送前ニュース原稿などでインサイダー取引
このハナシ、会長が引責辞任して、それを機に報道の方は一気にトーンダウンだったけど、ボスが辞めりゃ済むってハナシじゃ全然ないぞ。
ま、民放各局もあんまりやると藪蛇になりそうだって、そういうコトなんだろうけど、これじゃNHK会長の辞任を目的にしたバッシング報道。
ただそれだけになってしまう。
「ジャーナリズム」がそれでいいのかってハナシですよ。

『行列』の橋下徹が府知事になったのも1月。
あと「中国製ギョーザで中毒」なんてのもあったなー。
あれって結局、どうなったんだっけか。

2月

「力士急死で元時津風親方ら逮捕」
これもねー、思わず死なせてしまって、なんとか誤魔化そうとする部屋関係者の画策ぶりが妙に痛々しくて。
なんとか行政解剖で証拠を残したのは良かったが、そもそも躾を諦めて相撲部屋に押し込んだのも、実は親父さんなんだよな。
「うちの息子をなんとかしてくれ」って。
千代大海も中学までは「地元でも有名なゴロツキ 」だったらしいけど、「相撲部屋は不良の更生施設ではない」ってのは、強く打ち出した方がイイと思うぞ。
「居るのはゴロツキかモンゴル人」では、何の国技だかってハナシですよ。

あとまた、「房総沖で漁船とイージス艦衝突」ってのもあった。
事故原因については諸説あるみたいですけど、(漁船が眼前を行き交っているのに、)「イージス艦が隠密航行をしていた」。
この部分だけは、イージス艦側の落ち度だろうなぁ。
あと漁船について言えば、あっちが悪いこっちが悪い言ったトコロで、強化プラスチックの船で鋼鉄の軍艦とケンカしたら、痛い思いをするのは自分。
だからこそ、「自分の身は自分で守る」という意識が必要であって、これは公道を走る二輪車にも通じるコトなんだなぁ。

あの「ロス疑惑」の三浦氏が逮捕されたのもこの頃。
あの時誰が、氏の「自害」という結末を想像できたろうか。
全ては藪の中、の事件でした。

「3月」は特にナシ。

4月

「ガソリンの暫定税率失効」
折からの価格高騰と相俟って、この出来事はインパクトがあった。
また、恒久的な位置付けなのに「暫定」という、自民党政権50年の慢心の現れ。
その慢心が、「大混乱」を呼んだんだよなぁ。
税率復活による一斉値上げが、もっとインパクトあった。

「光市の母子殺害事件の差し戻し審で、死刑判決」も4月。
ってか、裁判は日数が掛かり過ぎだし、仮に死刑が確定しても、「再審請求」で執行を先延ばしするのが、今どきの法曹界での定石。
でも、死刑廃止議論はそれとして別の場所でやらないと、事件に関係した方々には迷惑だ。
その辺、日本弁護士会は「会」として考えるべきだろうなぁ。

「5月」もパス。
6月

居酒屋タクシー」発覚。
いやあー、笑いました。
「やり過ぎ」です。
事件の当事者だった「デンデンムシの個人タクシー」がここ最近処分されてるみたいですけど、青いラインが入ったセルシオの個タクが、白い行灯で仕事していたとしても、「あれっ!?デンデンどうしたの??」なんて言っちゃいけません。
降ろされちゃうかも、しれませんよ。

秋葉原の事件」もありました。
「岩手・宮城で震度6強」も6月。
ホントにヤバい時というのは、情報も伝わって来ないというコトです。
あと、「宮崎勤死刑囚に刑執行」もされました。
死刑廃止議論はともかくとして、「あの部屋」の「あの宮崎勤」が、この「今」になって、小菅でこの世から姿を消したというコト。
いろいろ考えさせられます。

「中国産ウナギの産地偽装発覚」もこの頃。
ってか、食っても分からないならまだしも、高いカネ払って有り難がってたってんだから。
問題あると思うよ、「消費者」にも。

7月

「『ゲリラ豪雨』で小学生ら5人死亡など、被害相次ぐ」
覚えてる覚えてる。
確か橋の下で雨宿りしてたんだよなー。
気持ちは分かるけど、…。
もう少し考えなくちゃ、ねぇ。
マンホールに入っていて流されてしまった作業員の方が、可哀相だった。

8月

若ノ鵬大麻所持で逮捕」
この人には、この後の八百屋告白と、さらに「ウソついてました」の謝罪会見まで、この一年いろいろと話題を提供して貰った。
もう用が済んだので、故郷に帰ってくれ。
それだけです。

9月

福田康夫辞任」
えーっと、「麻生よりはマシ」というコトで選ばれた福田ジュニアではありましたが、ヒドかったね。
五輪の壮行会なんか特に。
日本を代表して、これから世界と戦おうという人たちに、「まあ、せいぜい頑張って。せいぜい、ね。」てさ。
あのヒトの国会議員という仕事に対する姿勢、また総理大臣という役職に対する姿勢が窺える、「他人事発言」でした。

事故米の食用転売」というのもありました。
農薬の残留は、基準の変更に対応出来なかったからとしても、「輸送、保管中のカビ発生」ってどうだろう。
そんなコトしといて、「勿体ないから売る」とか言うくらいなら、最初からカビ生やすんじゃないよ、と。
現場に行かない農水役人、オマエらが食え、と。
ヒドいハナシでした。

10月

「世界同時株安、バブル後最安値」
これは来年の3月まで続く、「大問題」ですよ。
今年はじめ、「日経平均は2万円を超える」とか言ってたエコノミスト、出てこいやあ、です。

あと、「田母神空幕長、論文問題で更迭」。
コイツ今だに、「何が悪い」って雑誌に寄稿してるみたいだけど、ナニが悪かったのか、まだ分からないってのが痛いなぁ。
自衛隊の地位向上」を唱え今まで以上に自衛官を貶めた田母神氏。
許されません。

11月

「世界の小室哲哉、逮捕」
その直前のテレビ出演で、「カネ、なさそー」ってのは分かったんだけど、所属プロダクション社長の、「仕事をくれと言われて、アポを入れても、時間に来ない、かつ平気ですっぽかす」というハナシ。
それこそが、「なんでこういうコトになったか」を物語っていますね。
そりゃ「100億の男」ですもの、「一発1億5億」くらいの仕事でなければ、身も入りません。
「一度ブタ箱でリセット」が平成の成り上がりの「お約束」なんでしょうか。
「もう一度音楽で再起」、は、悪いけど無理だと思います。
10年後にブームが再燃したらラッキー、なのです。

そして「西武ライオンズ日本一」。
正直、「まだやってたの?」です。
長すぎです。
1ゲーム1ゲームも冗長なら、ペナントレースから日本シリーズまでの流れも飽き飽き。
これじゃ応援する方の負担ばっかりです。
それでいて、「えっ!?日本一は巨人じゃないの??」というオチ。
やっぱりアレですね、「球界の老害」が死ぬまで、プロ野球改革は無いというコトですね。

そんなワケで、来年正月2日は東京ドームにマスターズ野球を観に行こう、と決めたトコロで今年の総括は終わり。
あっという間のようで、結構いろいろあった2008年だった。
そろそろ「今年の私的10大ニュース」もまとめたい、そんな今日この頃なのである。