ETC狂騒曲

dubrock2009-03-31

身の回りでETC車載器に関する質問というか、話題が絶えない。
もちろん発端は、「休日1000円」というあのハナシからなのだが、割引はとりあえず2年は続くということなのだから、そんなに慌てる必要はない。
3月28日の午前0時を待って出掛けるほどのコトでもないのである。

この話題、テレビで扱われる際には必ず、「眉間にシワを寄せて異論を唱える」が出演コメンテーターのデフォルトとなっている。

「ETC車限定の割引とは、不公平ではないか」
もう何年も前から5000円の助成金を出して、ETCの普及に努めてきた。
それにより、「高速道路利用者の7割までがETC」という状況にまでなった。
(自動車全体の装着率としては3割止まりだけれども。)
また普及により車載器自体の価格も下がり、機種を選ばなければ数千円で購入することが可能である。
この状況で、「非装着の場合の不公平」を唱えるのは、おおよそ「文化人」のすることではないと思うのだが。

「休日限定では、仕事に使えない」
誰もビジネスユースの優遇措置を行なっているのではない。
これは経済対策なのだ。
業務使用は業務使用でキッチリ経費として計上してもらって、損金参入で対応するのがオトナというものだろう。

結局、どれも的外れなのである。

なんでソコまでアンチに徹するのだろうか。
良い政策は「イイ」と評価したって構わない。
それと、「麻生政権を支持すること」とはまた別のハナシだし、それ(政策を評価すること)は恥ずかしいコトではない。

それから、天下り団体「ORSE」の「ETC利権でボロ儲け」のハナシ。
これも最近週刊誌で騒がれて、一般の話題にも上るようになった。

が、だ。

そのハナシ、「ETC」の制度が創設された時にやって欲しかった。
あれはもう・・・3年前?4年前?
ともかく、「今じゃもう陳腐」なのがこのネタ。
ナニを今さら、のハナシなのである。
(だいたい、ETCのセットアップ事業を一括で管理する団体ってナニよ?ってね。w)

結局、曜日問わず深夜半額、通勤時間帯100kmまで半額、というのは相変わらずのETC割引。
これに、「休日上限1000円」というのが加わっただけのコトなのだが。