あれは、そういうことだったのか

dubrock2009-05-14

新聞の片隅に載ったこのニュース、

セレブ女性紹介と計10億円詐取?暴力団幹部ら15人逮捕
5月12日0時20分配信 読売新聞

 指定暴力団稲川会系幹部の男らがデートクラブの保証金名目で、客から多額の金をだましとっていた事件で、警視庁と静岡県警は11日、同会系幹部早川伸一容疑者(38)(千葉市若葉区殿台町)ら男女15人を詐欺容疑で逮捕した。

 同庁幹部によると、同容疑者らは200人以上から約10億円を集めていたといい、同庁は、一部が同会の活動資金に流れた可能性もあるとみている。

 発表によると、早川容疑者らは2007年から08年にかけて、雑誌やインターネット上に、「セレブな女性を紹介します」などと広告を出し、これを見て応募した埼玉県在住の30歳代の男性会社員と東京都在住の60歳代の男性会社員に、「交際が終われば返金するので、トラブルの際の保証金を預けてほしい」と偽って、計約600万円をだまし取った疑い。

つい先日まで再三届いていた、「セレブ妻○○様からのご指名です。謝礼金20万円をご用意しました。」というのを、そういえば最近見ていない。
あれは、こういう釣り針が仕掛けられていたのかと、ひとり納得した次第なのである。

「浮気は文化だ」
っていうのもどうかと思うが、自らの遺伝子を残す為にたくさんの女性、というか「メス」と関係を持とうとする。
それが、「男性」、というより動物学的にみた「オス」の本能だと言われる。
元来男性は「一夫多妻制」なのである。

これに対し先進国に多く見られる「一夫一婦制」というのは、モラルというよりも「弱者救済」という側面が強い。
「一夫多妻制」では富める者、容姿端麗な者に多くの女性が群がってしまって、「あぶれるオス」が出てしまう。
そういう不都合をなくす為に考案されたのが「一夫一婦制」であり、宗教などによる「モラル教育」だというのだ。
(とはいえ先日辞任した「鴻池某前官房副長官」のように、「富めるオス」が複数の「メス」を独占するケースは、そんなに珍しいコトではないが。)
ちなみに、男女関係において外観、とくに「顔」が重視されるのも、「よりよい子孫を残そうとする動物的行動」と言われているが、世には「デブ専」であったり、「容姿端麗なメス」で苦労した経験則をもとに美人を敬遠するセオリーとかもあるので、うまくいっているのだと思う。

そういう土壌において、「割り切った体だけの関係」。
それでいて「謝礼金まで貰えちゃう」なんて、そんな「至れり尽くせり」なハナシなどない。
オカーチャンに内緒で、ヨソの奥さんとセックスできるのである。

しかしそれでいて、こんな「胡散臭いハナシ」もない。
世に淫乱は実在する。
としても、おそらくコレは「美人局(つつもたせ)」。
じゃなければ、教えた覚えのないメルアドに、勝手に「お誘い」を送り付けて来るワケがないのである。
誘われて、思わずサイトに誘導されたとしても、ソコに個人情報を送り、ましてカネまで送金するなんて、おおよそ正気の沙汰とは思えないのだ。

そんな、おめでたいヤツらが全国に200人以上。
それも、数百万のカネをポンと振り込める「マトモな会社員」が。
そりゃ、「だからヤクザ稼業はやめらんない」となっても、ちっともおかしくはないのだ。

そんなワケで、どんなに未承諾広告を規制したとしても、そんなのハナから違法の反社会勢力には何らの脅しにもならない。
それを再認識したニュースだった。

時を同じくして来なくなった、
「地元のオバサンを抱きたいですか?グレードは低いですが、確実に抱けます」
ってのも、この一派の仕業だったのだろうか。
あと最近、日に数十通は来る「バイアグラ」の未承諾広告
これは、ドコのヤクザの「しのぎ」なんだろうか。

どうでもいいけど、まだバイアグラは必要ないでー。