プリウス

dubrock2009-05-20

後輩から、自動車の屋根に乗せる箱状のスキーキャリア(棺桶みたいなヤツ)の購入について相談された。
それも、車幅一杯まである通称「マンタ」がご所望という。

って、ちょっと待て、オマエさんのクルマって確か「エルグランド」じゃなかったか?

んなバカでかい車に乗り切らない荷物ってどうよ!?

なのだが、当の本人は至ってマジメ。
何でも、「6人でスノボに出掛けたら、荷物で室内が窮屈」だったらしい。

荷物の積み降ろしはどうするんだい?
洗車機に入らなくなるよ!手洗いするの?(あんなデカいのを。)

なーんて言ってるうちにメンドクサくなってしまって、「トラックでも買え!」ってそのハナシは終わりにしたんだけど、年に数回のスノボの為に、近所のコンビニ行く時もこの車(8人乗りミニバン)というのはそら不経済だし、それでいて「ここ一番」で窮屈だったとは、何とも釈然としないハナシでもある。

「車を維持するコスト」を考えたら、必要な時だけレンタルするのがよっぽど「合理的」ではあるのだが、これだとレンタカー代金から「割り勘」だは、事前の綿密な計画が必要だはで、なかなか「仲間内の気楽な旅行」とはなりにくい。
車両本体の維持消耗費を除いて考えるからこその、「気軽で気楽なマイカーの旅」であるのだから。

新型「プリウス」の発表を報じる朝の情報番組で、例によってオヅラさんが
「トランク(下)にバッテリーあるからゴルフバック1個ぐらいしか積めないでしょう」
と発言して物議を醸していた。
「ゴルフ場にバック2つも3つも持って行くってか!?」
なんて的外れな指摘はともかくとして、首都圏のゴルフオヤジ達は早朝に集まって、「車1台に4人」で現地ゴルフ場まで赴く場合が多い。

これは「行き帰りの道中」まで含めて「ゴルフ」、「道中含めて(時にその後の反省会までが)接待」という日本独特の文化によるものだろうが、確かにそういう使い方にはこの「プリウス」は向いていない。
っていうか、開発段階から想定していない使い方なので、「ゴルフバック積めないから使えない(車)」というのは、この場合のこの車の批判としては当てはまらない。
(ま、「クラウン」とかメルセデスといった「大型高級セダン」はもちろんそういう使い方を想定して設計されてはいるが、あれだって大の大人が4人で乗ったらそれなりの圧迫感はある。ま、当のオヅラさんは「ゴルフにはランクル」らしいが。w)

自分が乗っているから言うワケでもないが、世にあれだけ流行った「ステーションワゴン」というものがメーカーから姿を消して、皆「7人乗りミニバン」に移行してしまった。
今マジメに「ステーションワゴン」を売っているのはスバルにボルボ、あとはドイツ車がチョコっとといったトコロではないだろうか。

で、プリウスである。
代替わりの度にガソリンエンジンの排気量が大きくなって、ついに1800ccとなった。
軽減措置とか無くなれば、税金的にもバカにならない大きさである。
ココまで大きくしといて、何であのデザインなのかというコト。

「5ドアハッチバック」というレイアウトなら、「乗って3人」がいいトコロ。
ファミリーユースでこの車使える?
子供1人なら大丈夫かなー。
2人以上になったら厳しい。

シルバー世代は?
「老夫婦2人だけ」ならいいけど、「お友達も誘って4人」は窮屈。

一回り小さい「インサイト」と、実際の使い勝手では何ら変わらないのであれば、やっぱ安い方買うでしょうフツー。

そんなワケで、若干の運動性と燃費を犠牲にしてもいいから、「ステーションワゴン」の設定を希望して止まない、今日この頃なのである。