「スター・トレック」試写会

dubrock2009-05-22

幸運なことに招待状が届いたので、試写会に行って来た。
今回の映画は、『「ロスト」「クローバーフィールド」のクリエイター「J.J.エイブラムス」最新作』の「スター・トレック」。

・・・

キャッチコピーに過去の作品が出てくる場合って・・・

ってか、「スター・トレック」って、あの「スター・トレック」のコトだろうか。
「スポック」とか出て来て、淡々と宇宙を旅する展開の、エロ映画を探して深夜にテレビをザッピングしてるとやってる、『あの「スター・トレック」』のコトだろうか・・・。

何でいまさら・・・
なのだが、まあせっかく招待されたワケだし、J.J.エイブラムスが「わざわざ」持ち出して来たネタなワケだから、批判するとしても観てからで遅くあるまい。
なんて、会場に空席が目立つ中で試写会は始まったのである。

「キャプテン!敵艦です!」
「何!?」
「攻撃されました!」

ボガーン

「何でバリアが効かない!?」
「ダメです!敵の攻撃が強すぎます!」

ボガーン、ボガーン!

「ようし!ワープだ!」

ビュイーン

「フルパワーでワープだ!!」

ビュイーンビュイーン!

「ワープだぁーっ!」

・・・

えーっとぉー、

・・・

何で「スター・トレック」なん?w

いや確かにね、パソコンの進化とともにCGの技術は格段に向上し、ソコにそれなりのカネ使った映像はそらスゴいものがあるし、ソイツをシアターの巨大スクリーンに大音量で上映すれば、それはそれはスゴい臨場感ではありますよ。
でもね、「スター・ウオーズ」が「素晴らしい」とされるのは、書割やジオラマ、着ぐるみなど当時の技術であの世界観を表現したからであって、「スター・トレック」の評価はそれが、1966年当時のシナリオだから。
その世界観を2009年の今の現代に、最新技術満載でもって再現されても、そんなのクリエイターのオナニーにしかならないのですよ。

だいたい「ワープ」「ワープ」って、ガキがオモチャで遊んでるんじゃないんだからさ。
キャストもスタッフも、演っててバカらしくならないんだろうか。

そんなワケで、「いちおう」オリジナルストーリーだし、「スポック」が昔のまんまだし、地上波で放映されたら昔を懐かしんで観ても、悪くないんじゃないだろうか。
わざわざ観に行くほどのもんでは・・・

あとは皆さんの判断にお任せする。
中には「面白かった」というヒトも、居ないワケではなかったのだから。
前回の「重力ピエロ」が、無い予算の中からスリリングな展開で秀逸だっただけに、残念!
非常に、残念!