それではご要望にお応えして、「パンデミック！」

ゴールデンウイークにわざわざ感染者の多い国に出掛けて行って、帰国時の機内検疫が煩わしかった？
濃厚接触者としてホテルに監禁されて、仕事や日常生活に支障を来たした？

フタを開けてみれば関西を中心に国内にも大量の感染発覚、お疲れ様でした。

でも何で、この時期にカナダとか行かなくちゃいけなかったのだろうか。

予約しちゃったから、おカネ、勿体なかった？
それとも、自分は大丈夫だと思った？

そんなワケで、ついに首都圏でも、感染者の発見である。
感染者多数の関西方面からの伝染を警戒して、修学旅行の京都を泣く泣くキャンセルしたのに、現実は皮肉なものである。
ニューヨークから飛行機に乗って、やって来ていたのだから。
それも、発熱していたのに検疫をパス？

なんだそりゃ。

「精度８割の検査だから、絶対とは言えない」？

じゃあ何でやったのさ。ｗ
仰々しく防護服来て検疫して、挙げ句に「停留措置」なんて。
そのカネの使途についても、キチっと公表してほしいものである。

トコロでこのハナシ、ホントはこのブログで触れるつもりは無かった。
うさん臭いハナシだが、海外で新種のウイルスが発生した。
現地では死人も出て、ＷＨＯが騒いで、・・・。
海外に居る邦人の帰国も含めて、日本への全ての出入国を禁じれば防げたかも知れないが、それだと隣国の皆さんから「人権侵害だ」と思わぬ抗議を受けそうだし、だいいちそのウイルス、ちゃんとケアすれば毒性は低いらしい。

ならば騒ぐ程でも・・・

と静観を決め込んでいたのであるが、今回首都圏で感染が見つかった、「同じ高校に通う」女子高生２名のうちの、川崎のほう。
その保護者からの、
「確定前に公表されると、『ネット』などでの誹謗中傷により、娘が自殺してしまうかもしれない」
なんて申し出により、川崎市からの発表が確定まで差し止められていたんだとか。

それって、
「感染が確定した暁には、どうぞ『ネット』で叩いて下さい」
というコトでいいのだろうか。

って言うかね、この女子高生、「模擬国連」だかの選考からは惜しくも次点で漏れたのに、「自主参加」なんつってそれでもニューヨーク行きを強行したワケだ。
それも、「マスクやうがい薬を携行する」なんて、自ら感染する危険性を承知の上で。
つまり、「娘」のわがままを押し通した。
国がこれだけのカネと労力を掛けていると言うのに、だ。
それで、結果、学校長曰く「得るものが大きいと判断した」ガキの観光旅行は、余計なものまで得ての帰国となった。

この流れなら、
「批判されては娘が可哀相」
ではなくて、
「こういうコトになるから、行くのを止めなさい」と言って聞かせる。
それが、が分別あるオトナ、保護者である「親」のするべきコトではないだろうか。

このことと、「落ち着いて」と訴える口曲がり宰相の「棒読み広報」。
何だか、新型インフルに便乗した体のよい選挙対策に見えて、結果この国には、感染症の拡大予防なんてマジメに考えてるヒトなど居なかったのではないかと思う。
何ともお粗末な、パンデミックのハナシなのである。