「よく割れる」カルディナ(ST195G)ラジエータ交換

dubrock2009-05-27

ホントはこの記事、「ホルツのラドウェルドはスゴイ」という内容で書こうと思っていたのだけれど、どうやらココまで割れてしまうと、流石のホルツでも補修は効かなかったようだ。

ラジエータの漏れ止め剤」。
ガソスタには大抵置いてある「定番アイテム」ではあるけれども、そんなに動くコトもない「死に商品」でもあった。

よく年配のオイチャンに
「漏れ止め入れてくれ」
と言われて、
「(小汚いパッケージの)こんなのしかないですけど、これで1500円。」
「ホントにいいんですか?」
なんて確認しながら売ったのを覚えている。
すると中から茶色い液体。orz

ああやっぱり、こんな西日の当たるトコロに置いておくから中身が変質してしまって、これでラジエータもパーなんだろなぁ。

そんな良心の呵責を覚えながら、注入したのを覚えている。
トコロが、あの「茶色い色」はそれがデフォルトであり、「空気に触れると固まる」というのも意外に効果大」。
それよりなにより、修理すれば5万、10万と掛かるラジエータの水漏れを、「たった1500円」でとりあえず止めてしまうというのは、「次の車検まで乗れればイイ」というオイチャンにとってはまさに「至れり尽くせり」のアイテムでもあったのだ。
だからこそ、あれから10数年経った今でも、カーコーナーに置かれているのだと思う。

ともかく、全長5センチにも及ぶラジエータ・アッパータンクの「割れ」は、ラドウェルドとて手に余る強敵だったようだ。

破損状況


そんなワケで、ヤフオクで入手した中古ラジエータに交換である。

ちなみに、入手したラジエータも「アッパータンクの修復歴あり」。
ラジエータ屋さんでは有名な、「よく割れるカルディナ」らしいのだが、それってトヨタさんとしてはどう考えているのだろうか。

走行に問題ないからイイ?
数年後に起こるトラブルだから「経年変化」?

それにしたって、「ことごとく同じ個所が壊れる」というのは、それは設計ミス以外の何者でもないと思うのだが。

ま、そんなコト言ったって走行17万キロでは「クレーム」としても扱ってもらえない。
中古のラジエータも安く入手入できたので、四の五の言わずに作業を開始したのである。

刻印
余談になるが、この型(ST195G・3SFE)のラジエータ純正品番は16400-74810または16400-74830。
ラジエータの上部に「TOYOTA 7481」または「TOYOTA 7483」と白い印字があれば適合、だ。

ちなみに、「自動車のラジエータ」というものは大抵「ネジ2本」で止まっている。

エンジン全景

その前に、ラジエータホースを2本、それに電動ファンのカプラー2コ(と下に水温センサーのカプラー1コ)、さらにAT車ならオートマオイルクーラーのライン2本、それらを外してしまえば、簡単に外れるのがラジエータなのである。

だから全て上からの作業で行けると思ったのだが・・・

ATFクーラーのラインがどうしても外せず、結局アンダーカバーを外すハメになった。○| ̄|_
でも、腹下のネジ4本外せばこの通り、

ATFクーラーライン

「外してください」と言わんばかりのレイアウトである。w
なので作業をする場合はめんどくさがらずに、「アンダーカバー」を。
それが、迅速作業の決めてとなる。
(ちなみに、クーラントのロアホースもアンダーカバーをめくった方がラクで、かつ早い。)

と、こんなカンジで作業は完了。

完了

交換するだけなので、とっても簡単なのである。(滝汗)
あとはクーラントを注ぎ、ラジエータファンが作動するまでアイドリングして終了、というコトになる。
ちなみに、今回はATFのラインをいじったので、液量が多少不足してしまった。
そのうち、補充しておくことにしようと思う。

今回の経費
中古ラジエータ¥6000
送料¥2300
クーラント¥1000
締めて9300円也。

これで、
また走れるシアワセ¥priceless
である。

<おまけ>

ここだけのハナシ、今回の作業中にエンジンから出てきたのがこの、

謎のボルト

「謎のボルト」。
これがエンジンから落ちたものなのか、それとも中古のラジエータにくっついていたものなのか、今のところ不明・・・。
いったい、ドコのボルトなんだろう。