選挙だワッショイ
近所の居酒屋が、連日大盛況である。
この不景気に、何とも羨ましい・・・
なのだが、その店先には誇らしげに太田昭宏氏のポスターが。
そう、来たる都議会議員選挙の、作戦会議だったのである。
「じゃあ、おつかれさまー」
「気をつけてねー」
午前0時を前に自転車で散会するその会議のメンバーは、女性が大半。
女性蔑視だよそれはー!
という田嶋陽子氏の謗りを覚悟で書いてしまうならば、
オバチャンは選挙が好き
である。
子育てに一段落し、冴えない亭主に愛想を尽かし、自慢の息子には相手にされない。
かといって、外に若いツバメを作るまでの度胸も器量もなく、・・・
そんな中高年に、何年かに一度訪れる「祭り」、それが、「選挙」なのである。
還暦を過ぎたご婦人が、ケータイメールにIP電話、ITを駆使して久し振りに連絡を取って来たかと思えば、用件は選挙応援。
居住地域の公明党候補に何としても投票してくれと、早くも「最後のお願い」なのである。
応援していた候補が選挙に受かる。
速報で「当確」が打たれる。
見ていて、これぐらい盛り上がるコトもそうは無いだろう。
公明党も上手いトコロに目を付けたものである。
そしてあれだけ、衆院との同時選挙を嫌がったのも頷ける。
こんな楽しいコトを、2つ同時に消化しちゃうなんて、なんて勿体ないハナシ、なのである。
そしてまた、中高年はフォローも完璧だ。
「当確」が打たれた地域の居住者には、早々に「お礼メール」が届けられる。
「お陰様で、無事当選致しました。」
実際に入れたかどうかなんて、どうでもいいのである。
彼女たちの「マメさ」はまだ続く。
選挙後初めて、街角で行き会った時には必ず、「この前はどうも」である。
この、「この前」がナニを指して言っているのか、コチラが戸惑っている様子など知ったこっちゃないのである。
都議選に大敗して麻生引責辞任。
新体制で臨んだ衆院選は、辛くも過半数。
そんなシナリオが一番無難な気もするが、それで失職する公算大の現職議員、それにその取り巻きからすれば、
「冗談じゃない!」
とはこのことだろう。
タイゾー議員は、離婚だろうなぁ。
棚ぼたで当選した時は、ああオレも公募に応募しとくんだったと後悔しきりだったが、「たった4年の夢」であとは一生「政治ゴロ」なんて真っ平御免だ。
しかし、・・・
幸福実現党が候補公募してるけど、どうする??
「どうする??」じゃねぇってか?w