そういえばあのハナシ・・・

ちょっと前にこういうハナシがあった。

米国PICC社(プラグ・イン・コンバージョン・コーポレーション)は、先代トヨタプリウス』用プラグイン改造キットのソフトウェアを進化させた。

PICC社は2007年6月、カリフォルニア州に設立されたベンチャー企業
米国内で先代プリウスを家庭用コンセントから充電できるようにする、「プラグインコンバージョンキット」を販売している。

今回はそのソフトウェアをアップデート。
先代プリウスの「EVモード」は、モーター単独での最高速は54.7km/hが限度。
これをアップデートにより、2倍以上の112.65km/hまで高めることに成功した。
この速度を維持したまま、約40kmをモーターのみで走行できるという。

アップデートによりモーターの使用範囲が拡大したため、燃費は劇的に向上。
高速道路では72.28km/リットルという驚異的な燃費をマークする

つまり、
プリウスをコンセントからフル充電にして、通常の倍以上の速度まで『電池だけ』で走っちまおう
というコトなのだが、このハナシにはオチがつく。
まさに夢のような話だが、気になるコンバージョンキットの内容は、ニッケル水素バッテリーの性能アップがメイン。
トヨタ純正は蓄電容量1.3kWhだが、これを6.1kWhまで引き上げている。
充電は家庭用の120Vコンセントから可能。
オプションの急速チャージャーを使用すれば、約2時間で充電できるという。

PICC社はこのコンバージョンキットに3年の保証を付けて、1万2500ドル(約123万円)で販売中。
123万円という価格を考慮すると、その費用対効果は疑問だが、米国のベンチャー企業の目の付け所は、なかなか鋭いといえそうだ。
トヨタ プリウス 改造キット、EVモード最高速は2倍以上 | Response.
http://response.jp/issue/2009/0614/article125922_1.html
より引用

「電気自動車はバッテリーの値段がコストを押し上げている」
な−んて、三菱のiMiEVが459万9000円もする時の言い訳によく使われるコトバではあるが、・・・高いね。w

ともかく、
蓄電容量を5倍近くにして、プリウスをコンセントからフル充電にして、通常の倍以上の速度まで『電池だけ』で走っちまおう」
というのはとっても面白いハナシでもある。

「5年10万キロ」という保証期間からすると、初期型がそろそろ電池交換の時期に来ている先代プリウス
コイツの中古車、走行9万キロ、90万円、
というのと、
プラグインハイブリッド仕様・電池新品6.1kWh(3年保証)・燃費72.28km/リットルを記録、220万円」
というのとでは、どっちが魅力的だろうか。
後者に魅力を感じるのは、ワタシだけだろうか。
新車で「プラグインハイブリッド仕様350万円」とか言われるととても手が出ないのだが、中古車に搭載済みであれば、無いハナシでもないと思うのだが、・・・。

「日本代理店」、やっちゃうか!?w

そんなコトを考えていて、
「あのハナシの『ベンチャー企業』って、何て名前だっけ?」
ともう一度見返そうと思った時に、元の記事を探すのに苦労した。

結局、この記事を元に2ちゃんに立ったスレから逆順で、元の記事に辿り着いたワケであるが、こういう時に便利なのがSimplyBoxというサービス。
スクラップブックのように、Webサイトの「気になる部分」だけを切り取って保存しておくことができるらしい。
「ブックマークするほどじゃないんだけど・・・」
という気になるサイトを見つけたら、コイツに保存しておきましょう。
(「公開Box」というトコロに入れておくと、みんなで共有できるらしい。)

そんなワケでPICC関係者の方々、これを見て日本進出も考えちゃうなら、ご連絡ください。